子どもの身長をもっと伸ばすために親ができること

時計2025.02.15
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子どもの成長を見守る中で


・子どもの身長をもう少し伸ばす方法はないかな?

・子どもの身長は遺伝だから仕方ないのかな?

・子どもの身長を伸ばすのに何かできることはないかな?


このように思ったことはありませんか?特に、周りの子と比べて小さく感じると、「何かできることはないかな?」と気になりますよね。


実は、身長の伸びには「遺伝」だけではなく、「生活習慣」や「成長スパートのタイミング」が大きく関わっているんです!成長期に適切な食事や運動、睡眠を意識することで子どもの身長を最大限に伸ばすサポートができます。


その中でも、実は「姿勢と骨の成長に関係がある」ことを知っていますか?正しい姿勢は、骨に適切な刺激を与え、骨の強度や成長が促進されると言われています。


そこで、今回は子どもの身長を伸ばす方法として正しい姿勢と骨の成長の関係をわかりやすく解説し、親御さんが子どもたちに今すぐできる姿勢改善方法をお伝えします。


お子さんの身長を伸ばすサポートをするためにぜひ読んでみてください。


目次  


1. 子どもの身長を伸ばす成長スパートとは? 

2. 子どもの身長を伸ばすためのポイント

3. 子どもの身長が伸ばすための姿勢改善方法

4. まとめ


子どもの身長を伸ばす成長スパートとは?

身長を伸ばすためには、以下の3つの要素が鍵となります。

1. バランスの良い食事
成長期には、骨や筋肉の発達に必要な栄養素をしっかりと摂取することが大切です。特に、タンパク質、カルシウム、ビタミンDなどは骨の成長に欠かせません。また、朝食をしっかり摂ることで、1日のエネルギー供給がスムーズになり、成長ホルモンの分泌も促進されます。

2. 十分な睡眠
成長ホルモンは、睡眠中、特に深い眠りの時に多く分泌されます。そのため、夜更かしを避け、規則的な睡眠習慣を身につけることが重要です。小学生の場合、夜9時までに就寝することが理想的とされています。

3. 適度な運動
運動は、骨に適度な刺激を与え、骨密度を高める効果があります。特に、ジャンプやランニングなどの運動は、骨の成長を促進するとされています。また、運動することで食欲が増し、食事からの栄養摂取もスムーズになります。

これらのポイントを特に「成長スパート」を意識することで、お子さんの成長をサポートすることができます。

成長スパート」とは、子どもの身長が急激に伸びる時期を指します。この時期は、骨の端にある「骨端線」が活発に活動し、骨が急速に伸びるため、身長が大きく伸びます。一般的に、女の子は8~12歳男の子は10~14歳頃にこの成長スパートが訪れます。この時期を見逃さず、適切なサポートを行うことが重要です。

子どもの成長のために、親御さんができることは、バランスの良い食事を提供し、規則的な生活習慣を身につけさせることや、一緒に運動を楽しんだり、リラックスできる環境を整えることで、心身の健康をサポートできます。


子どもの身長を伸ばすためのポイント

子どもの身長を伸ばすために、特に大切なことは「運動」です。運動することで適度に疲れ、お腹が好き、食事をしっかり摂取でき、質の高い睡眠に繋がります。

この「運動」の中で、身長を効果的に伸ばしやすい運動はバスケットボールや縄跳びなどのジャンプ動作や全身運動は成長ホルモンの分泌を促すことが言われています。

このような運動により、適度な衝撃を骨に与えることで、骨端軟骨が刺激され、骨の成長が活発になります。また、運動により血流が促進され、骨に必要な栄養素が届きやすくなることも重要です。

これらにより、骨の成長を刺激し、成長ホルモンの分泌を促進することで身長が伸びやすくなります。

この時に非常に大切なことが、「正しい姿勢」をとっていることです。正しい姿勢では、骨に対して荷重刺激が適切に入るためより骨が成長しやすいということです。

正しい姿勢とは、骨でしっかり支えている姿勢になります。立っている姿勢では耳、肩関節、付け根、膝関節、くるぶしが一直線に並んだ状態です。


骨でしっかり支えていることで、正しく適切な荷重刺激が骨に入り、成長を促します。

逆に、猫背などの悪い姿勢になると、正しく荷重刺激が入らず、筋肉で支える量が増えてしまい、骨の成長を阻害してしまいます。

このように子どもの身長と正しい姿勢は大きく関係します。

子どもの猫背が気になるという親御さんはこちらの記事も読んでみてください。

▶︎ 姿勢改善に効果的な方法|自宅でできる猫背を根本から治す方法を解説




子どもの身長が伸ばすための姿勢改善方法

ここで紹介する体操は、予防医学に基づいて理学療法士が開発した健康的な身体づくりのための体操プログラムになります。子どもの身体のインナーマッスルを活性化することで、姿勢や身体の使い方が向上する体操です。

この体操を行うことで、骨でしっかり支える正しい姿勢を獲得することができ、運動により身長が伸びやすくなる姿勢になることができます。

他の体操とは違い、全身14カ所にある身体のスイッチを触りながら動かすことで、身体の感覚が整い、インナーマッスルが活性化し、身体に軸ができます


 


体軸」とは、筋肉や骨ではなく、身体の真ん中を通る身体の感覚になります。

体軸とは、運動(スポーツ)・勉強・習い事の土台になるものです。これからスポーツを頑張りたい、勉強がもっとできるようになりたい!という小学生の子どもたちにこそまず身についてほしいのがこの「体軸」です。

この体操プログラムはTAIJIKU(たいじく)子どもの運動学習塾の教育プログラム内などで幅広く活用されています。

今回は、100種類以上ある体軸体操・10秒アクションの中から骨で支える正しい姿勢が身に付くトレーニングを紹介します。

子どもだけでなく、親御さんも一緒に行うことで楽しく続けやすいのでぜひやってみてくださいね。


まず、体操前に正しい立位ができているか次の方法でチェックします。

1.お子さんが体育座りをし、向かい合って親御さんがその前に立ちます。その状態で親御さんがお子さんの両方のつま先を軽く踏みます。

2.その状態でお子さんが手を使わずに立ち上がる

◯ 楽に立ち上がることができる ▶︎  正しい姿勢
×   立ち上がることができない   ▶︎ 不良姿勢

立ち上がれた子も立てなかった子も次の体操をやってみましょう!

まずはウォーミングアップで次の体軸体操を行いましょう。














ウォーミングアップが終わったら次の体操を行います。

まず、足の裏で踏む用の棒を2本用意してください。その棒を図のように「足の内くるぶし」の真下に両足とも踏んでください。



これから紹介する体操は全て棒を踏んだ状態でやってみましょう!










全ての体操が終わればもう一度、最初に行ったチェック方法で正しい姿勢に変わったかチェックしてみよう。

1.お子さんが体育座りをし、向かい合って親御さんがその前に立ちます。その状態で親御さんがお子さんの両方のつま先を軽く踏みます。

2.その状態でお子さんが手を使わずに立ち上がる


◯ 楽に立ち上がることができる ▶︎ くるぶしの下で立てている(正しい姿勢)

×   立ち上がることができない ▶︎  くるぶしの下で立てていない(不良姿勢)


いかかですか?立てるようになった、もしくは立ちやすくなったのではないでしょうか?

この状態が骨で支え、最小限の筋肉の力で立てている状態です。この正しい姿勢が定着すれば、骨に適切な刺激が入り成長を促進できるため身長が伸びやすくなります。 ぜひ続けてやってみてください。


今回お伝えした体軸体操・10秒アクションは全てで100種類以上あり、その中の一部のみ紹介しました。これからの時代、小学生の子どもたちが、健康にすくすく成長できるために土台となる身体づくりが必須です!

今回の記事を読んで、子どもの身体づくりに興味を持たれた方は、子どもの身体づくりの専門家が実施する「体軸ファシリテーター養成講座」の受講をおすすめします。

オフラインでも受講でき、1日で体軸体操指導者の資格を取得することができます。子育てに役立つことができますし、地域で運動教室などを開催することもできるようになります。

  「体軸ファシリテーター養成講座」はこちら


まとめ  



以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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