スポーツで子どもの怪我を予防するために親が知っておくべきたった1つのこと
この記事を読んでいる皆さんは
・子どもの怪我が多く、予防できる方法はないか探している
・予防医学を学んで子どもたちのスポーツでの怪我を予防したい
などと思っていませんか?
運動やスポーツでの子どもの代表的な怪我に成長痛があります。
具体的には
・走るとアキレス腱やスネの内側が痛む
・ジャンプをすると膝のお皿の周りや下が痛む
・ボールを投げたりすると肩や肘が痛む
などがあげられます。
よく「成長痛は成長する過程で必ず生じるものだから仕方ない」と諦めている親御さんがいますが、本当にそうでしょうか?
この記事では子どもの怪我を予防するために大切なことをお伝えし、最後には予防医学に基づいて開発された体操もお伝えします。子どもの怪我を予防したいパパ・ママ必見の内容です!ぜひ最後まで読んでください。
目次
スポーツで子どもに多い怪我
スポーツや運動での怪我は大きく「外傷」と「障害」に分けられます。
「外傷」は捻挫、挫傷、肉離れ、腱の断裂、脱臼、骨折など、一度に強い力が加わることにより生じます。
「障害」は特定の部位に繰り返し力が加わり、筋肉や腱などの軟部組織が損傷するものです。スポーツや運動による使い過ぎ(オーバーユース)が原因として発生します。
スポーツや運動は日常活動よりも大きな力や早い動作を必要とし、同じパターンの動作を繰り返すことが多い為、外傷・障害を受傷する可能性が高くなります。
成長期に発症する「成長痛」も障害に分類されます。成長期である子どもは急速に身長が伸びると筋肉や腱も伸ばされます。その時期に運動やスポーツを繰り返すことで特定の部位にストレスが生じ、成長痛が起こると言われています
スポーツで怪我を予防するために親が知っておくべきたった1つのこと
スポーツや運動で成長痛が生じる子もいれば生じない子もいます。この差は何が違うのでしょうか? 今回は成長痛が生じやすい足に着目して話します。
いきなりですが、ここでクイズです。 次の3つの姿勢でケガをしにくい姿勢はどれでしょうか?
股関節とは両足の付け根にある関節で、左右・前後に動かしたり、グルグル回したりできる可動域が大きな関節です。歩行時には体重の約3倍、ジョギング時には約5倍の負荷がかかると言われています。
運動やスポーツ動作ではクイズにあったような構えの姿勢が基本姿勢になります。
この姿勢では腰を落とし、股関節は曲がった状態で使うことで回りにある筋肉が使いやすくなります。そうすることで安定性が向上し、他の関節に過度に負担が掛からなくなり、怪我を予防できます。
反対に、猫背になり骨盤が後ろに傾いたり、股関節が曲がらず膝関節のみを使ってしまうと股関節周りの筋肉が使えず、膝関節や足関節、腰部に負担が偏り、怪我をしやすくなります。
このように、股関節を使った正しい姿勢動作方法を行う事で、怪我を予防できます。つまり、成長痛などの怪我を予防するためには「股関節を使った正しい姿勢動作方法になる事」が必要という事です。
怪我を予防するための効果的な体操
ここで紹介する体操は株式会社やまちゃんの代表である山崎氏が独自に開発した、「子どもの身体感覚を整えることで、身体に軸を形成し、思い通りに身体を動かすことができるようになる」全く新しい体操プログラムです。どんな子どもでも簡単に実施する事ができ、即時的な効果も出るため非常に効果的な体操です。
まず、最初に子どもたちが股関節が使えているかどうかチェックしましょう!
上手にしゃがめましたか?しゃがめなかった子は次の順番で体操を行ってみてください。
体操が終わったら、最初にチェックしたオーバーヘッドスクワットをしてみましょう!しゃがみ込みやすくなったと思います。
体軸体操をすることで股関節の感覚が向上し、使いやすくなります。そのことでスポーツでの怪我を予防することができます。ぜひ、続けてやってみてください。
もっと詳しく子どもの怪我を予防する方法・運動能力を高める方法を知りたいなと思った方は、キッズ・ジュニアトレーナーの専門家が実施する「体軸ファシリテーター養成講座」の受講をおすすめします。
オンラインでも受講でき、1日で体軸体操指導者の資格がとれ、さらに運動教室を開催することが可能になります。ぜひ検討してみてください。
まとめ
今回の記事ではスポーツで子どもの怪我を予防するために親が知っておくべきたった1つのことを解説しました。
・スポーツでの怪我には一度に強い力が加わることにより生じる「傷害」と特定の部位に繰り返し力が加わり生じる「障害」がある
・スポーツで子どもの怪我の代表的な成長痛は障害に分類される
・スポーツで子どもの怪我を予防するために親が知っておくべきことは、成長痛は姿勢動作不良を改善することで予防できることである
・姿勢動作不良を改善するために体軸体操が効果的である
以上になります。
子どもの姿勢動作不良を改善し、怪我を予防して運動やスポーツを楽しみましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。