運動神経って遺伝するの?

時計2023.06.27
運動能力  
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この記事を読んでいるあなたは、

・子どもの運動神経が悪く何とかならないかな?

・そもそも運動神経が良いってどういう能力が高いことなの?

などの悩みを持っていませんか? 

運動神経は良く遺伝するから仕方ないという言葉を耳にしますが、全てが遺伝する訳ではありません。

この記事では、運動神経とはどのような能力なのかを知る事ができ、その能力は遺伝するかどうかがより詳しくわかります。

また、最後には最新の予防医学に基づいた運動神経が良くなる体操について理解でき、どんな子どもたちでも運動神経を向上する事ができます。

ぜひ最後まで読んでください。

目次 

1.運動神経って何?   ー身体能力と運動能力のちがいー 

2.運動神経って小学生で決まるの?   ーゴールデンエイジとはー 

3.運動神経って遺伝するの? 

4.運動神経を良くする体軸体操

5.まとめ

 

運動神経って何?ー身体能力と運動能力の違いー

運動神経が良いとはどのような状態でしょうか? 

似たような言葉でよく耳にする身体能力や運動能力とは何が違うのでしょうか? 

身体能力とは、

①身長・体重などの体格や筋力、柔軟性、瞬発力や持久力などの能力:身体資源能力
②思い通りにさまざまな動きをコントロールできる能力:身体操作能力

を合わせた能力になります。 

運動能力とは、身体能力を活かしてボールを遠くまで投げる、早く走る、高くジャンプするなど 技術を含んだ総合的な運動の能力です。 

スポーツが上手い小学生に使われる運動神経が良いとは、この身体能力の中にある「②思い通りにさまざまな動きをコ ントロールできる能力:身体操作能力」が高い子のことを言います。 

例えば、身体が小さく、筋力や持久力が低く、走るのが遅く、ジャンプ力がない子がいたとしましょう。しかしその子は、ボールの扱いが上手く、走るフォームがキレイで、息継ぎもスムーズです。この場合、運動神経は良いと言えます。

つまり運動神経が良い子どもとは「身体の使い方が上手な子ども」のことを言います。


 

 運動神経って小学生の時期で決まるの? 

「運動神経は小学生の頃に決まる」という話を聞いたことはないでしょうか?

有名なアメリカの学者スキャモンが提唱した子どもの発達・発育曲線によ ると、青線で引いてある神経器官は4-5歳ごろまでに80%、6歳ごろまでに約90%の発達が進み 12歳ごろまでに成長がほとんど完了するといわれています。 

この0歳から8歳までをプレゴールデンエイジ、9歳から12歳までの期間のことをゴールデン エイジと呼びます。 

つまり、運動神経と呼ばれる神経のつながりの数(シナプス数)は12歳(小学生6年)まで に決まってしまうということになります。 

この間にできる限り遊びや運動を通してたくさんの動きを経験することで、運動神経は発達します。 

 

スキャモンの発達・発育曲線

 運動神経って遺伝するの?

よく運動神経が悪いことを『自分たちが運動が得意ではないから、子どももそうだよね』と遺伝のせいにしている親御さんがいますが、実は、生まれつき運動が苦手な子どもはいません。 

遺伝すると言われているのは身長・体重、筋力などの身体資源能力であり、身体操作能力(思い通りに身体を動かす能力)は生まれてから獲得されるものです。 

さまざまな運動や動作を小学生高学年までに繰り返し経験することで、脳に運動パターンが形成され運動が得意になります。 

つまり、運動神経がどんなに良くても、運動しないと上手になれないし、運動神経がそんなに良くなくても、運動することで上手になれるということです。

運動神経を良くする体軸体操・10秒アクション

ここでは運動神経を良くする(つまり身体の使い方を上手にする)体操をお伝えします。

 運動神経を良くするためには12歳までの小学生の期間に遊びや運動を通してさまざまな動きを経験し、身体の使い方を身につける必要があります。

より正しく身体の使い方を身につけるために次の3つの力が重要になります。

この3つの力を鍛えるための体軸体操・10秒アクションを紹介します。

体軸体操・10秒アクションとは「株式会社やまちゃん」が独自に開発した、予防医学から作られた健康的な身体作りのための全く新しい体操プログラムです。 

身体の感覚を高めることができる「クロスポイント」と呼ばれる体の14カ所を刺激しながら動かすことで、身体の感覚が研ぎ澄まされます。その結果、身体を正確に思い通りに動かせるようになり、重要な3つの力を鍛える事ができます。

まず、体操をする前に現状の動きやすさをコーンダッシュで確認しましょう。

 

確認ができれば、次の5つの体操を行いましょう。


 

 



 

体操が終わったら、最初に動きを確認したコーンダッシュテストをやってみよう!

体操前と比べて速く動けたかな?

身体の感覚が向上し、身体の使い方が上手になったことで速く動けるようになったと思います。今回は一部分を紹介しましたが、このような体操が50種類あります。

もっと詳しく子どもの運動能力を高める方法を知りたい方は、キッズ・ジュニアトレーナーの専門家が実施する「文部科学省認定 体軸ファシリテーター養成講座」の受講をおすすめします。

オンラインでも受講でき、1日で体軸体操指導者の資格がとれ、さらに文部科学省が認定する運動教室を開催することが可能になります。

まとめ 

今回の記事では運動神経は遺伝するのか?について詳しく説明しました。

・運動神経が良いとは、思い通りにさまざまな動きをコ ントロールできる能力:身体操作能力が高い子のことをいう

・運動神経は12歳(小学生6年)までに決まってしまう

・遺伝するのは身長・体重、筋力などの身体資源能力であり、身体操作能力(思い通りに身体を動かす能力)は生まれてから獲得される

・運動神経を向上するために体軸体操、10秒アクションが効果的である 

ぜひ小学生の子ども達と一緒に、大人の方も運動神経向上のために体軸体操、10秒アクションを行ってみてください! 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 







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