発達障害をもつ子どもに対する効果的なマッサージのやり方

時計2023.06.26
発達障害   子育て  
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この記事を読んでいる方は

 ・子どもに発達障害があり、マッサージが良いと言われたけどやり方が分からない?

・子どもが落ち着きが無かったり、じっとしていることができなくて困っている

・子どもが対人関係が苦手だったり、新しい環境に馴染むことができずに困っている

といった悩みがありませんか?

発達障害とは生まれつきの脳機能の発達の偏りによる障害のことをいいます。

発達障害にはいくつか種類があり、一人でいくつかの障害を持っている子もいますし、また同じ障害でも個人差が大きく、症状は一人一人異なります。

発達障害をもつ子どもに共通していることは自律神経が興奮しており、身体が常に緊張している状態のため、朝起きるのが苦手であったり、大切でない物事でも注意が向いてしまったり、欲求をコントロールすることが苦手だったりすると言われています。


この自律神経の調節に注目されているのがリラクゼーション効果のあるマッサージです。

そこで、今回の記事では自律神経の調整に効果の高いマッサージとそのやり方について解説します。

最後まで読んでいただくことで発達障害をもつ子どもたちに対して効果的なマッサージのやり方を知ることができます。そして、実践することで少しでも子どもたちの症状が和らぎ、生活がしやすくなる可能性があります。

ぜひ、最後まで読んでください。 

 

目次

1. 発達障害とは

2. 発達障害をもつ子どもに対するマッサージの効果

3. 発達障害をもつ子どもに対するマッサージのやり方

 

発達障害とは

 

発達障害とは、生まれつきの脳機能の発達の偏りによる障害を指します。

対人関係が苦手だったり、こだわりが強かったり、落ちつきがなかったり、読み書きや計算、運動が苦手だったりと様々な症状があります。

一方で、特定の分野で人並外れた能力を発揮することも多く、エジソンやアインシュタインも発達障がいだったと言われています。

ただ、社会生活をしていく上で生きづらさがあり、家族にとって育てにくく感じられることは確かです。

発達障害には、自閉症スペクトラム症、注意欠如・多動性障害、学習障害、発達性協調運動障害などがあります。

  

発達障害をもつ子どもに対するマッサージの効果

 発達障害をもつ子どもに対するマッサージの効果はさまざまな報告がされています。

・自閉症の子どもに対してマッサージすることで集中力が向上し、社会性が改善した

・ADHDの子どもに対してマッサージをすることで多動性が軽減した

・攻撃性が強い子どもに対してマッサージすると攻撃性が軽減し、社会性が改善した

このようにマッサージの効果として自律神経が調整され子どもたちの症状が軽減・改善することが言われています。

ただ、どんなマッサージのやり方でも良いのかというとそうではありません。

発達障害をもつ子どもは脳の偏りにより身体が常に緊張している状態であるため、身体の感覚が敏感になっています。この状態では周りの環境から身体に入ってくる情報を整理したりまとめたりすることができません。

特に発達障害をもつ子どもたちは①触覚:触れる・触れられる感覚、②固有感覚:自分の身体のイメージ、③平衡感覚:バランスの3つの感覚が苦手になります。 


この身体感覚が敏感な状態では落ち着きがなかったり、身体に触れられることに敏感になったり、身体を上手く動かせなかったり、友達と上手く遊べなかったりなどの問題が生じます。

このような身体感覚を改善するマッサージのやり方で行う必要があります。 

発達障害をもつ子どもに対するマッサージのやり方

 ここで紹介するマッサージは株式会社やまちゃんの山崎氏が体軸理論に基づいて、身体感覚を改善するために独自に開発した体軸セラピー®︎の中にあるマッサージです。

体軸理論とは、「身体の感覚が整うことによって身体に軸(体軸)が形成され、インナーマッスルが効果的に働きやすくなり、身体の土台となる正しい身体の使い方ができるようになる」という理論です。


 今回は体軸セラピー®︎の中で使われている身体の感覚を整えることができる、全身14カ所にある「人体のスイッチ」に対してのマッサージのやり方を解説します。

この方法はまずマッサージをする側(施術側)の身体感覚を高めることが重要になります。

施術者の身体感覚が整うと柔らかく暖かい手になり、発達障害をもつ子どもたちに触れる際に嫌な感覚がなくなります。

そうすることで発達障害をもつ子どもたちの身体感覚が整いやすくなり、効果的なマッサージとなります。


 

1.マッサージする人(施術者)の人体のスイッチ14カ所をご自身で10秒ずつ程度ほぐす

  →全身の感覚が整い、暖かく柔らかい感覚を感じる

 

2. 発達障害をもつ子どもに対して身体のスイッチ14カ所を10秒ずつ程度優しくほぐす


*くび、わき、ひじ、てのひら、そけいぶ、でんぶ、ももうら、ひざうら、アキレスけん、あしうらスイッチは左右にあります。 

 発達障害をもつ子どもは触られることを嫌う子どももいるので、無理やりは行わないでください。即時的にも効果はありますが、身体感覚は毎日変化がありますのでまずは数週間〜1ヶ月ほど続けてみてください。症状に変化が現れてくると思います。 

まとめ

 今回は発達障害をもつ子どもに対して効果的なマッサージのやり方について解説しました。

 ・発達障害は生まれつきの脳機能の発達の偏りによる障害を言い、自閉症スペクトラム症、注意欠如・多動性障害、学習障害、発達性協調運動障害などがある。

 ・発達障害をもつ子どもは身体の感覚が敏感になっており、周りの環境から身体に入ってくる情報を整理したりまとめたりすることができません。

 ・発達障害をもつ子どもに対してのマッサージの効果として自律神経が調整され子どもたちの症状が軽減・改善することが言われている。

 ・発達障害をもつ子どもに対しては、身体感覚を整える体軸セラピー®︎によるマッサージがより効果的である。

 以上になります。

今回の記事を読んで、赤ちゃんの発達を促す方法をもっと知りたいと思われた方は、子どもの身体づくりの専門家が実施している体軸コンディショニングスクール認定の体軸ベビー講師養成講座の受講をおすすめします。

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 ぜひ検討してみてください。

 皆さんの悩みが少しでも和らぐことができれば幸いです。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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