発達が遅いと言われた子どもに対してパパ・ママでもできる体軸セラピーとは

時計2023.06.26
運動能力   発達障害   子育て  
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この記事を読んでいるあなたは

・子どもの発達が遅いと指摘されて、何かできることはないか知りたい

・子どもがなかなか歩かないことに不安があり、何か促す方法が知りたい

といったような悩みはありませんか?

子どもの運動発達の現状は厚生労働省、スポーツ庁の調査によると幼児・児童ともに1980年代をピークに低下していると言われています。また、文部科学省の調査では、小中学生の中で10人に1人の割合で何かしらの発達障害をもつ子どもが存在するとも言われています。 

つまり、昔に比べて現代の子どもたちは「運動発達が遅い子どもが多く、発達障害がある子どもも実に10 人に 1 人の割合で存在する」ことになります。

このような背景には子育て環境の変化が大きく関係しています。昔はベビーカー、歩行器もなければ、抱っこ紐などという物もありませんでした。そして現代では核家族化によりマンションなど狭い環境での子育てが中心となっています。このような育児環境の変化が、子どもたちの身体発達を遅らせている原因になっています。                                                         

このような現状をなんとかできないかと思い、株式会社やまちゃん代表の山崎氏は体軸理論に基づいた体軸セラピー®︎という画期的なセラピーを考えました。 

この記事では、子どもの発達が遅いと指摘されたり、感じたりした時に、ママ・パパが自宅でも簡単に実施する事ができる体軸セラピー®︎を紹介します。最後まで読んでいただく事で、体軸セラピー®︎が理解でき、子どもに実施していただく事で発達を少しでも支援する事ができます

目次

1.子どもたちの発達の現状

2.子どもたちの発達が遅い原因は

3.子どもの発達を促すために大切な事

4.体軸セラピー®︎の紹介

5.まとめ

子どもたちの発達の現状 

赤ちゃんの発育・発達の目安は下記のようになります。

厚生労働省の調査では2000年と2010年を比較し、乳児の運動機能(ひとり座り、ハイハイ、つかまり立ち、ひとり歩き)の獲得時期がこの10年間で遅くなっています

また、幼児・児童においても1980年代をピークに運動能力は低い水準を推移しています。その中でも運動のパターンにおいては成熟した能力の獲得(下図パターン5)は1980年代と比べると現代の子どもたちは約2年ほど獲得が遅れていると言われています

 

さらに、文部科学省のデータによると、平成 19 年度から 29 年度までの 10 年間で、通級*に在学する児童の中で発達障害(情緒障害を含む)とみられる子どもの数は約5倍に増加しています。 

                                    *通級:通常の学級に在籍していながら個別的な特別支援教育を受けることのできる制度

 また、平成 24 年の調査では、全国の公立小・中学校の通常学級において「知的発達に遅れはないものの、学習面又は行動面で著しい困難を示すとされた児童生徒の割合」が全体の 6.5%(男子 9.3%、女子 3.6%)というデータもあります。

 そして、その後の通級に在籍する児童生徒数の増加を考慮すると、現在では 10%を超えていると推計されます。つまり、発達障害をもつ子どもは実に 10 人に 1 人の割合で存在することになります。

 まとめると現状の子どもたちは「昔に比べて運動発達や運動パターンの獲得は遅くなっており、発達障害がある子どもは実に10 人に1 人の割合で存在する」ことになります。

 このような子どもの発達が遅い現状は、改善しなければいけない課題になっています。

子どもたちの発達が遅い原因

ではなぜ、昔と比べて発達が遅い子どもが多いのでしょうか?子どもの発達が遅い原因は未だ明らかではありませんが、先天的な要因(遺伝)と後天的な要因(環境・体験)の相互作用によって生じるものだと言われています。

 そして、近年著しく増加した背景には以下の2つが考えられています。

 1. 発達障害がスペクトラムという概念で捉えられ、診断基準の幅が広がったこと

2. 社会環境の変化で子どもたちの身体発達が遅れたり、生きにくさの増加

 社会環境の変化では、便利な道具(ベビーカー、歩行器、抱っこ紐など)が増え、育児環境もマンションなどの狭い環境が中心となっています。また、屋内で楽しむコンテンツが増えたことにより外で遊ぶ機会も減り、このような環境の変化が子どもたちに影響を与えています。

 子どもの発達を考える上で大切な「子どもの発達の3階層」というものがあります。

子どもは産まれるとまず呼吸運動を習得します。そして、外界と自分との関係をあらゆる感覚を通して認知し、自己の姿勢や動きを構築していきます。

 これらの土台の上に、コミュニケーションといった対人スキルやあらゆる学習、高次の運動(スポーツ)を習得していきます。

 この土台になるあらゆる感覚を通して認知するところが、発達には非常に重要になってきます。そこを担うものが身体の軸である「体軸」になります。(体軸に関しては次の項で説明しますね)

 の感覚を認知する事が、現代の子どもたちは社会変化の影響などで遅れてしまうと、発達も遅れてしまう事が考えられます。

子どもの発達を促すために大切な事

 では、このような子どもたちに私たちは何ができるでしょうか?

ここでは子どもの発達を促すために大切なことを話します。

 私たちの脳の中には「からだの地図」があります。

これはカナダの脳科学者ペンフィールドによって発見されました。

 身体の大きさやどこで曲がったり伸びたりするのかを感覚を通して認識し、脳の中に記憶されます。これを「ボディマッピング」といい、繰り返す事で脳にからだの地図に記憶されていきます。

 私たちが手や足がどのような状態になっているかやどう動いているかを感じる事ができるのは脳にからだの地図があるからです。その認識に基づいて私たちは日々、身体を動かしています。 

 つまり、よく意識したり動かす所は地図が大きく、より滑らかに動かす事ができます。

このボディマッピングは時にエラーを起こし、間違ったボディマッピングは感覚のズレを 引き起こし、運動のズレ(力みや過緊張)を起こしてしまいます。そしてそれが習慣化されたものが癖 (くせ)として定着化してしまいます。

つまり、子どもの発達に大切なことは、乳幼児期〜幼児期に正しいボディマッピングの形成を促すことです。

正しくボディマッピングされると全身の身体感覚が整い、身体の中に軸ができます。これが体軸です。


つまり、体軸とは筋肉や骨格ではなく、身体の真ん中を通る身体の感覚になります。

 体軸が形成されると全身の力みがなくなり、身体を上手くコントロールする能力が養われ、姿勢は自然と良くなりどんどんしなやかに、かつ巧みに身体を動かすことができるようになります。 

 発達が遅いと言われた子どもに効果的な体軸セラピー®︎の紹介

 発達が遅いと言われた子どもに対して、少しでも発達を促す方法はないかと株式会社やまちゃんの代表である山崎氏により考えられたものが「体軸セラピー®︎」になります。

体軸セラピー®とは、ボディマッピングの構築により、正常な発達を促すセラピーになります。0歳児からを対象に行う事ができ、良質なスキンシップによる赤ちゃんの身体・心・思考・環境適応能力を養う事ができます。

今回はその一部である下肢に対する体軸セラピー®︎を紹介します。
下肢の体軸
セラピー ® は、骨盤から足にかけての運動性を高める効果が期待できます。特に骨盤は、全身の各部位のなかでも構造的土台 となるため、身体を動かす際の安定感に影響を与えるのが特徴です。 さらに、人体で最も大きな関節の股関節は、重力に抗した動き(ハイ ハイや立位、歩行)を獲得していくうえで非常に重要となります。
セラピーでは骨をイメージして優しく触れてあげ、筋肉が交差する場所(クロスポイント)と呼ばれる身体の感覚が向上するポイントをマッサージすることにより、ボディマッピングを促します。


では実際に次の方法で赤ちゃんがリラックスしているタイミングで実施してみましょう。

*「①体軸・パームを作り、赤ちゃんにシンクロする」の項目はセラピーにおいて大切な内容ですが、今回は記事の都合上省いています。②からでも効果はありますので、今回は②から進めてください。詳しく知りたい方は体軸セラピーハンドブックにて内容を確認ください。

体軸セラピーハンドブックより引用

部位別体軸セラピー(下肢編)

 効果に個人差はありますが、毎日続けて行うことで感覚が統合されていきます。今回は下肢のみ説明しましたが、全身がこのような状態になると体軸が形成され、ボディマッピングが促され、発達がどんどん促されます。

 今回の記事を読んで、赤ちゃんの発達を促す方法をもっと知りたいと思われた方は、子どもの身体づくりの専門家が実施している体軸コンディショニングスクール認定の体軸ベビー講師養成講座の受講をおすすめします。

この講座は体軸セラピーという手法を習得し、子育てに悩む全ての方の救世主になる体軸ベビー講師の資格認定者を養成する講座です。3日間で取得でき、オンラインでも受講可能です。

「体軸ベビー講師養成講座」はこちら

 ベビーマッサージ資格の決定版であり、赤ちゃんの成長を支えるプロになりたい方は必須の講座になります。

 ぜひご検討ください。

まとめ

 今回は、発達が遅いと言われた子どもに対して、パパ・ママでもできる体軸セラピー®︎について解説しました。

 ・現代の子どもたちは昔に比べて運動発達は遅く、発達障害がある子どもは実に10 人に 1 人の割合で存在する

 ・子どもの発達にはあらゆる感覚を通して認知するところが非常に重要になり、そこを担うものが身体の軸である「体軸」になる

 ・子どもの発達で大切なことは、あらゆる感覚を通して認識し、脳に記憶され(ボディマッピング)、それに基づき身体を動かしていくこと

 ・体軸セラピー®とはまさに、このボディマッピングの構築により、正常な発達を促すセラピーである

 以上になります。

 最後までお読みいただきありがとうございました。

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