体幹が弱い子の特徴5選|子どもの体幹力を調べてみよう!
この記事を読んでいるあなたは
・体幹が弱いと子どもにどのような影響があるのか知りたい
・体幹が弱く姿勢が悪い子どもをどうにかしたい
・自分の子どもは他の子と比べて体幹が弱いのか知りたい
などと考えていませんか?
そこで今回は、体幹が弱い子の特徴を5つ紹介し、さらにご自身の子どもなどの体幹は強いのかどうかをご自宅で簡単にチェックできる方法をご紹介します。
目次
1.体幹が弱い子の特徴5選
2.子どもの体幹力をチェックする方法
3.子どもの弱い体幹を改善する体軸体操、10秒アクション
4.まとめ
体幹が弱い子どもの特徴5選
①姿勢が悪い
いつも猫背になっている子どもや勉強するときに足を組んだり椅子に足をのせたり、机にもたれかかっているような子どもは体幹が弱い可能性があります。
良い姿勢を保つためには体の筋肉のバランスが整い、(インナーマッスルが活性化される)身体の中に軸が形成され、体幹が強くなる必要があります。
②運動神経が悪い
体幹が強い状態とは身体の中に軸がある状態であり、これが運動神経の土台となります。この状態で習い事やスポーツをすることによりパフォーマンスが向上します。
しかし、体幹が弱い(身体に軸がない状態)になると土台が形成されておらず、思った通りに身体を動かすことができず運動神経は悪くなります。
③ケガをしやすい、風邪を引きやすい
体幹が強い状態では身体に軸がある状態であり、思いのままに巧みに身体を動かすことができるので無駄な力が入らず、ケガをしにくくなります。
また、体幹部には筋肉や骨だけでなく内臓もあります。体幹が強いとインナーマッスルが活性化され、それに伴い内臓も活性化するため風邪を引きにくくなります。
逆に体幹が弱い状態では身体に常に無駄な力が入って力んでおり、ケガをしやすくなり、インナーマッスルも働きにくいため風邪を引きやすくなります。
④集中力がない
①で説明したように体幹が強いとインナーマッスルが効果的に働き、姿勢がよくなります。姿勢がよくなることで無駄な力みがなくなり、脳への血流量も増加し集中力が高くなります。つまり、体幹が弱いと姿勢が崩れ、脳への血流量が低下し集中力は低くなります。
⑤視野が狭く、考え方が固くなる
①〜④まで見てきたように体幹が弱いと姿勢が悪くなり、運動神経も悪く、ケガや風邪を引きやすく、集中力も低くなります。
そうすると子どもたちはだんだん考えや判断する範囲が狭くなり、固まりやすくなるため、自分中心の考え方になってしまいます。
つまり、子どもたちの体幹が弱いまま成長していくと身体の不調だけでなく物事への考え方などにも悪い影響があります。
子どもの体幹の強さを診る5つの運動テスト
皆さんは体幹が強いと言われるとどんな身体の状態をイメージしますか?体格が大きく、筋肉が大きく強いイメージが強いと思います。もちろんこのような状態でも体幹は強いですが、では体格が小さく、筋肉が少ないと体幹は弱いのでしょうか?
実際に子どもたちと一緒にテストしてみましょう!その結果を下記の点数配分表から点数をつけて5つのテストの合計点を出してみてください。その合計点から子どもたちの体幹の強さがどのレベルなのかがわかります。
<合計点>
20〜25点: ヒーローレベル A判定
15〜19点: マスターレベル B判定
10〜14点: スポーツマンレベル C判定
1〜 9点: ヒューマンレベル D判定
1.片足バランス :姿勢保持能力の把握
2.クロスステップ :足の速さ・使い方を把握
3.バランスタッチ :体幹・腕の強さ、使い方を把握
4.ボールキャッチ :ボール操作能力・身体の反応力を把握
5.ライオンダッシュ:身体の左右交互運動能力を把握
点数の低かったテストからどの能力が弱いのかを知ることで改善する必要がある能力がわかります。
では改善ポイントがわかったところでその能力を改善するための体操を紹介します。
子どもの弱い体幹を改善する体軸体操、10秒アクション
体軸体操とは、先ほどのアクションテストを作った山崎氏が独自に開発した、子どもの身体感覚を整えることで身体に軸を形成し、思い通りに身体を動かすことができるようになる全く新しい体操プログラムです。
弱かったテストに応じた体操をやってみましょう!
1.バランステストが苦手だった場合の体操
2.クロスステップが苦手だった時の体操
3.バランスタッチが苦手だった時の体操
4.ボールキャッチが苦手だった時の体操
5.ライオンダッシュが苦手だった時の体操
体操が終わったら再度、アクションテストで効果を確かめてみましょう!
さいごに
いかがでしたでしょうか?チェックしてみてもし今体幹が弱くても大丈夫です。これからでも遅くありません。子ども達がより健康で豊かな価値観を持って成長できるよう体幹を強くするための体操を行いましょう。
今回は一部のみ紹介しましたが、体軸体操17種類、10秒アクション33種類、合計50種類もの体操があります。もっと詳しく体操を知りたい方、または子どもの運動能力を高める方法を知りたい方はキッズ・ジュニアトレーナーの専門家が実施する「体軸ファシリテーター養成講座」の受講をおすすめします。
オンラインでも受講でき、1日で体軸体操指導者の資格がとれ、さらに運動教室を開催することが可能になります。