怪我が多い人の特徴とは?|身体の使い方について理学療法士がわかりやすく解説
今、スポーツなどで怪我をする子どもが増えています。子どもの怪我が多く、怪我をしにくくする方法はないかと思っていませんか?
クリニックでリハビリをする中で、怪我が多い子どもたちには共通する特徴がありました。それは、「身体の使い方が悪く、そのために柔軟性が低下している事」です。
ではなぜ、本来身体が柔らかいはずの子どもたちが硬くなってしまうのでしょうか?
今回の記事では、怪我が多い人の特徴である身体の使い方の悪さと、それによる柔軟性の低下が生じることについてわかりやすく説明します。さらに、最後には予防医学に基づいた怪我を予防するための体操を解説します。
最後まで読んでいただくことで怪我が多い原因が良く分かり、予防医学に基づいた体操を行う事で怪我を予防・改善する事ができ、痛みがなくスポーツや運動などを楽しむ事ができます。
最後までぜひ読んでみてください。
目次
怪我が多い人の特徴
スポーツ庁の調査によると、令和3年度の小学生の運動能力は令和元年度と比較して著しく低下しています。コロナウィルスの感染拡大予防の影響もあり、運動機会が少なくなったことが原因と言われています。
つまり現代の子どもたちは身体的・心理的に、どんどん「怪我の多い人の特徴」に偏ってきており、結果、怪我をしやすくなっていると考えられます。
そこで今回は、3つの特徴の中で身体的な特徴について解説します。同時に、正しい身体の使い方についてもわかりやすく説明していきます。
怪我が多い人と少ない人の身体の使い方
怪我が多い人と少ない人の身体の使い方を、建物に例えて説明します。
つまり、インナーマッスルで身体を安定させ、その状態でアウターマッスルを使用して動く事で無駄な力みがなくなり、柔らかい身体の使い方になります。
怪我を予防するための体操
柔らかい身体の使い方になる、つまりインナーマッスルが使えるようになるための体操を紹介します。
インナーマッスルを効果的に使うためには身体の内側の感覚(身体感覚)を活性化する必要があります。これに特化した体操が「体軸体操・10秒アクション」になります。体軸体操・10秒アクションとは株式会社やまちゃんの代表である山崎氏が独自に開発した体操です。
身体の内側の感覚を活性化させる全身14カ所にあるポイントを刺激しながら動かすことで子どもの身体感覚を整え、身体に軸を形成し、力みのないしなやかな身体になる体操です。
50種類から構成される体操プログラムであり、その中から今回は5種目を紹介します。ぜひ、親御さんと一緒にやってみましょう。
体操前に前屈動作で硬さをチェックしよう!
もっと詳しく体軸体操を知りたい、子どものケガを予防したり、競技力を向上する方法を知りたい方はキッズ・ジュニアトレーナーの専門家が実施する「体軸ファシリテーター養成講座」の受講をおすすめします。
オンラインでも受講でき、1日で子どもの運動指導者の資格がとれ、さらに運動教室を開催することが可能になります。ぜひご検討ください。