持久走が苦手な小学生必見!子どもの身体づくりトレーナーが走り方のコツとトレーニング方法を伝授

時計2024.11.15
運動能力   柔軟性   体幹  
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今年もようやく寒くなってきて、小学生では持久走が始まる時期になってきましたね。


・小学生の子どもが持久走が苦手ですぐにやめてしまう

・小学生の子どもが持久走でいつもお腹が痛くなってしまう

・小学生の子どもが持久走を得意になるコツを教えてほしい


このように悩んでいる親御さん、もしかしたら、走っている時に「無駄に力が入っている」かもしれません。


スポーツ庁の調査によると、


現代の小学生はゲームやスマホの影響により姿勢が悪く、年々、運動不足により体力も低下している


と言われています。


このような小学生は、走る時に無駄に力が入ってしまっており、すぐに疲れてしまいます。


持久走で最も大切なことは、出来る限り無駄な力を抜いて楽に走ることです。自動車でたとえるなら「燃費がいい車」になると言うことです。


そこで今回の記事では、持久走が苦手な小学生に対して、走り方のコツを解説し、最後には親子で出来る簡単なトレーニング方法をお伝えします


今年こそ、子どもたちだけでなく、親御さんも一緒に運動不足解消のために持久走しませんか?



目次  


1. 持久走が得意な小学生と苦手な小学生の違い

2. 持久走で疲れにくい走り方のコツ

3. 親子でできる持久走が得意になるトレーニング方法

4. まとめ 



持久走が得意な小学生と苦手な小学生の違い

持久走が得意な子と苦手な子の違いは何でしょうか?

持久走で最も大切なことは、走っているときに「無駄な力が入っていないこと」になります。

人の身体には「骨」があり、それを支え、動かすものが「筋肉」になります。この筋肉には大きく分けてより身体の深いところにあるインナーマッスルと、表層にあるアウターマッスルの2種類あります。

実は、この筋肉には次のような特徴があります。

インナーマッスル

 持久性が高く、姿勢保持などが得意 →支える力

アウターマッスル

 瞬発力が高く、力強い動きが得意  →動かす力


持久走が得意な小学生は「骨」をインナーマッスルで支え、アウターマッスルで動かすことで無駄な力みがなく走ることができています


しかし、持久走が苦手な小学生は、姿勢の悪さなどによりインナーマッスルを使うことができないため、支える力も動かす力も両方アウターマッスルを使ってしまっており、無駄な力みが生じ、疲れやすい走り方になっているのです。


このように、インナーマッスルを使えるようになるにはどうすれば良いのでしょうか?

疲れにくい走り方のコツを次に紹介します。


持久走で疲れにくい走り方のコツ

よく走り方のコツなどで、「背筋を伸ばす」や「前を見る」、「腕を楽に振る」などが言われていますが、アウターマッスルを優位に使ってこのような動作をすると逆に力みが生じ根本の解決にはなりません。

ではどうすれば良いのでしょうか?

それは「身体に軸を意識する」です。

身体の軸とは「体軸」と呼ばれ、筋肉や骨ではなく、身体の真ん中を通る身体の感覚になります。



この体軸が形成されると、余計な力が抜け思い通りに身体を動かすことができる、つまりインナーマッスルがしっかり使えるようになります。

走っている時は、頭の上から紐で吊られているような感覚で体軸を意識すると、力みなく背筋が伸び、自然と前を向くことができます。



また、体軸を意識して回転させることで、無駄な力みなく腕を振ることができます。

つまり、疲れにくい走り方のコツは、「体軸を意識して走る」ことです。

ただ、この体軸の強さには個人差があり、身体づくりをすることでこの身体の軸の意識を鍛えることができ、自然とインナーマッスルを使った力みのない走り方にすることができます。

その「体軸」を形成する身体づくりのトレーニング方法を次にお伝えします。


親子でできる持久走が得意になるトレーニング方法

ここで紹介する体軸体操は、「予防医学に基づいて理学療法士が開発した健康的な身体づくりのための体操プログラム」になります。

子どもの身体のインナーマッスルを活性化することで、姿勢や身体の使い方が向上する体操です。

他の体操とは違い、全身14カ所にある身体のスイッチを触りながら動かすことで、身体の感覚が整い、インナーマッスルが活性化し、身体に軸ができます


 

体軸とは、運動(スポーツ)・勉強・習い事の土台になるものです。これからスポーツを頑張りたい、勉強がもっとできるようになりたい!という小学生の子どもたちにこそまず身についてほしいのがこの「体軸」です。


この体操プログラムはTAIJIKU(たいじく)子どもの運動学習塾の教育プログラム内などで幅広く活用されています。


今回は、100種類以上ある体軸体操・10秒アクションの中から走りに重要な「みぞおちスイッチ」「そけい部スイッチ」の体操を中心に紹介します。


子どもだけでなく、親御さんも一緒に行うことで楽しく続けやすいのでぜひやってみてくださいね。

まずは、ウォーミングアップとして次の体軸体操をやってみましょう!














みぞおち・そけい部スイッチの周囲が柔らかくなったところで、次の10秒アクションをやってみましょう!















トレーニングが終わったら、親御さんと一緒にランニングしてみてください!

身体がいつもより楽に走れる感じがすると思います。この状態が無駄な力が抜けて正しく走れている状態、つまり「体軸」がある状態です。

このように即時的な変化もありますが、続けることでどんどん持久走が得意になり、好きになっていくと思います。ぜひ、今年こそ持久走にチャレンジしてみましょう!


今回お伝えした体軸体操・10秒アクションは全てで100種類以上あり、その中の一部のみ紹介しました。これからの時代、小学生の子どもたちが、健康にすくすく成長できるために土台となる身体づくりが必須です!

今回の記事を読んで、子どもの身体づくりに興味を持たれた方は、子どもの身体づくりの専門家が実施する「体軸ファシリテーター養成講座」の受講をおすすめします。

オフラインでも受講でき、1日で体軸体操指導者の資格を取得することができます。子育てに役立つことができますし、地域で運動教室などを開催することもできるようになります。

  「体軸ファシリテーター養成講座」はこちら



まとめ  

今回は、持久走が苦手な小学生に対して、走り方のコツを解説し、最後には親子で出来る簡単なトレーニング方法をお伝えしました。


持久走で最も大切なことは、走っているときに無駄な力が入っていないこと


持久走が得意な小学生は「骨」をインナーマッスルで支え、アウターマッスルで動かすことで無駄な力みがなく走ることができる


持久走が苦手な小学生は、インナーマッスルを使えず、支える力も動かす力も両方アウターマッスルを使い、無駄な力みが生じ、疲れやすい走り方になっている


・疲れにくい走り方のコツは「身体の軸を意識すること」


・体軸を作るために体軸体操、10秒アクションが効果的である



以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました。


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