理学療法士が考案!動物の動きから学ぶ運動神経が良くなるトレーニング
子どもたちの運動神経を良くするためにトレーニングをさせたいけど、誰でも簡単に楽しくできるものはないかな?
と思っているお父さん、お母さん!実は動物の動きを真似するだけで運動神経が良くなるって知っていますか?
最近、スポーツに関する内容で「人間の身体を約5億年の進化の歴史から考える」という講演を聞きました。
私たちの身体の動きは、背骨を持った動物たちの進化から発展してきました。
背骨を持って生きている動物たちの動きを真似することが、人間の運動神経を高めるうえでとても役に立ちます。
そこで今回は、理学療法士が考案した動物の動きを取り入れた5つの簡単なトレーニング方法を紹介します。これらを遊びの中に取り入れることで、お子さまが安全に楽しく成長できるサポートができます。ぜひ親子で一緒に取り組んでみてください!
目次
動物の動きが運動神経を向上するために重要な理由
背骨を持った動物のことを脊椎動物と言います。
脊椎動物の最初は魚類であり、そこから長い年月をかけて陸上に上がってきました。
この時に初めて重力に逆らって動く必要があります(出生)。
そして、両生類・爬虫類は陸上で生活するために、頭を持ち上げ(首が据わる)、手足を使って這って移動するようになります(寝返り、ずり這い)。
その後、長い年月をかけて重たい胴体(体幹)を持ち上げ、四足を滑らかに動かし移動する哺乳類が誕生しました(四つ這い、高這い)。
そして、人間は知っての通り、手を自由に使えるようになるために二足歩行を獲得し、脳が発達しました(立つ、歩く)。
背骨を中心としたこの何億年というとてつもなく長い年月の進化を人間はたった1年〜1年半程度で獲得しているのです。
つまり、進化が物語っているように、背骨を中心に人間は2足歩行を獲得しており、この進化の動きを行うことで二足歩行を獲得する身体になるための土台を作ってくれるということです。
運動神経が良くなる動物の動きのトレーニング
背骨を中心に動かすことで、人間の身体に形成される感覚があります。それを「「体軸」と言います。
「体軸」とは、筋肉や骨格のことではなく、身体を中心に上下に貫く軸の感覚のことです。背骨の少し前を通る感覚であり、背骨の動きが良くなることで形成されます。
この感覚の軸は子どもたちの身体の成長の土台となる能力であり、勉強や習い事、運動やスポーツなどの習得力がアップします。
「体軸」ができることで姿勢が良くなったり、元気が出たり、怪我をしにくかったりします。
ここで紹介する体軸体操・10秒アクションは、「予防医学に基づいて理学療法士が開発した健康的な身体づくりのための体操プログラム」になります。子どもの身体のインナーマッスルを活性化することで、姿勢や身体の使い方が向上する体操です。それを行うことで誰でも同じように効果が出るようになります。
他の体操とは違い、全身14カ所にある身体のスイッチを触りながら動かすことで、身体の感覚が整い、インナーマッスルが活性化し、身体に軸ができます。
そして、身体に軸ができることで身体を思い通りに動かすことができます。この体操プログラムはTAIJIKU(たいじく)子どもの運動学習塾の教育プログラム内などで幅広く活用されています。
今回は、この体軸体操・10秒アクションの中から動物の動きのトレーニングを5つ紹介します。子どもたちもトレーニングではなく動物の動きを真似する遊びと思い、楽しく運動神経を向上することができますよ。ぜひ、子どもたちと一緒にやってみましょう!
まず、背骨を動かしやすくなるために次の3種類のウォーミングアップをしましょう!
<ウォーミングアップ>
背骨が動かしやすくなったら、いよいよ動物の動きを真似してみましょう!
①アザラシの動き
②トカゲの動き
③カエルの動き
④ライオンの動き
⑤ペンギンの動き
この体軸体操・10秒アクションは誰でも楽しく簡単にでき、即時効果もみられます。普段の子どもたちとの遊びの中で、親御さんも一緒にぜひやってみてください。
今回は体軸体操・10秒アクションの一部を紹介しましたが、もっと詳しく子どもの運動能力を高める方法を知りたい方はキッズ・ジュニアトレーナーの専門家が実施する「体軸ファシリテーター養成講座」の受講をおすすめします。
オンラインでも受講でき、1日で体軸体操指導者の資格が取れ、さらに運動教室を開催することができます。ぜひご検討下さい。
まとめ
今回は、動物の動きから学ぶ運動神経を良くするためのトレーニングについて紹介しました。
・脊椎動物の動きは人間の動作の土台であり、その動きを真似することが運動神経を良くするために大切である。
・体軸体操、10秒アクションは、誰でも簡単に運動神経を向上するために効果的である
以上になります。最後までお読みいただき、ありがとうございました。