足が速くなる方法|小学生でもできる理想的な腕の振り方をプロが解説

時計2023.06.13
運動能力   かけっこ   体幹  
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この記事を読んでいるあなたは

 ・小学生の足が速くなる方法が知りたい

・足が速くなる方法の中で、正しい腕の振り方を教えて欲しい

・足が速くなって、スポーツで活躍したり運動に自信を持って欲しい

 などと思っていませんか?

小学生の足が速くなる方法にはいくつかのポイントがありますが、その中でもよく言われるのが腕の振り方です。その際のポイントとして「肘を90度にする」や「肩甲骨を意識して振る」とか「肩の力を抜いて」などが言われています。

小学生はまだまだ身体は成長段階であり、肩甲骨を動かすなどと言ってもなかなか理解できません。また、これらは全て正しく腕が振れた時の結果の状態であり、本質的な部分が抜けてしまっています。

腕を正しく振ることで足が速くなる理由は、腕を振ることで体幹(胴体部分)を通じて足と連動するからです。つまり、肘を90度にしたり、肩甲骨を意識したり、肩の力が抜けていても足と連動していなければ足は速くなりません。

今回の記事では小学生でもできる足が速くなる方法として理想的な腕の振り方の本質的なことを話します。最後には、理想的な腕の振り方をする事ができる自宅でできる体操もお伝えします

最後まで読んでいただくことで、理想的な腕の振り方を理解し、体操を実施する事で子どもが理想的な腕の振り方を獲得し、足が速くなります。ぜひ最後まで読んでください。

目次

2.理想的な腕振りをするためのポイント

3.腕の振り方が劇的に変わる効果的なトレーニング

4.まとめ

小学生の足が速くなる方法:理想的な腕の振り方とは

足が速くなる方法に「腕をしっかり振る事」がよく言われています。その際のポイントとして「肘を90度にする」や「肩甲骨を意識して振る」とか「肩の力を抜いて」などが言われています。

 ではここで一度、次の方法で腕の振り方をチェックしてみましょう!

                                                                   

肘を90度にしたり、肩甲骨を意識したり、肩の力を抜いたりしても試してみてください。どうでしょうか?椅子は回転しましたか?難しくないですか?肩甲骨からしっかり振れている場合は足と連動し、必ず椅子は回転します

                                                                                            

腕を正しく振ることで足が速くなる理由は、腕を振ることで体幹を通じて足と連動するからです。腕と足が連動するためには必ず間にある体幹(胴体部分)の状態が重要になります。

肩甲骨はこの体幹にあるため、体幹に余計な力が入っているとどれだけ肩甲骨を意識しても肩甲骨は動かず、足と連動しません。

体幹の状態をよくする事(力みがない状態)が理想的な腕振りには大切なことになります

理想的な腕振りをするためのポイント

体幹に余計な力みが入らず腕を振るためには意識するポイントがあります。それは「腕じゃなくて肩甲骨でしょ?」と思われている方、その通りなのですが、さらに体幹が力みなく腕を振る事ができるポイントがあります。


それは体軸です!!「体軸って何?はじめて聞いた!」というあなたにわかりやすく解説します。

人の身体には手や足がどのような状態になっているかを感じる事ができる身体感覚があります。この感覚は全身にありますが、腕や足に比べて体幹部(例えば肩甲骨は今どのような向きになっているかなど)はわかりにくいですよね?

この全身の身体感覚が整うと身体の中に軸ができます。これが体軸です。

                                                                                

つまり、体軸とは筋肉や骨格ではなく、身体の真ん中を通る身体の感覚になります。体軸が形成されると全身の力みがなくなり、身体を上手くコントロールする能力が養われ、姿勢は自然と良くなりどんどんしなやかに、かつ巧みに身体を動かすことができるようになります

体軸は運動神経の土台となるものであり、体軸が形成された上で(正しい動作・姿勢で)習 い事やスポーツ、勉強などをすることでよりパフォーマンスが向上します


体軸をわかっていただいた上で、ここから腕の振り方の話に戻ります。

腕を振る時に「」を意識して振ってしまうと、腕を振るために大きな力が必要となり、体幹が力んでしまい足に上手く力が伝わりません。

 

腕を振る時に、「体軸」を意識して振っていると、小さな力で腕振りができるため体幹部の力みがなく、結果的に肩甲骨からしっかり振る事ができます。よって、足に力が伝わりやすくなり、足が速くなります。

 

このように、身体に軸があり、そこを意識して腕を振る事ができていると足に腕振りの力が上手く伝わり、足が速くなります

腕の振り方が劇的に変わる効果的なトレーニング

ここで紹介するトレーニングは株式会社やまちゃんの代表である山崎氏が体軸を形成するために独自に開発した、身体のポイントをおさえた10秒で行う事ができる体幹トレーニング「10秒アクション」になります。

他のトレーニングとは違い、全身14カ所にある身体のスイッチを触りながら動かします。そうすることで、身体の感覚が整い、体軸ができ、思い通りに身体を動かすことができるようになります

 

ここでは10秒アクションの中から腕が振りやすくなる5つのトレーニングを紹介します。誰でも自宅で簡単に実施でき、すぐに効果も感じるため子どもと一緒にやってみましょう!

 <腕振りチェック>

まず、体操をする前に先ほどの腕振りチェックで回転椅子で腕振りをしてみてください。回転椅子がない場合は立った状態での腕振りでも大丈夫です。この時の椅子の回転する感じや腕を振った感覚を覚えておいてください。

 

 

腕振りがチェックできたら、次のトレーニングを行いましょう!

 <10秒アクション>

・わきアクション

・ヒップウォーク

・スパイラルアクション

・ローリングアクション

・どんぐりアクション

 







 


 

 

では、トレーニングを行う前に行った腕振り方法で、もう一度腕を振ってみてください。

どうでしょうか?軽く腕が振れませんか?足への伝わりを感じませんか?

このように効果はすぐに出ますが、繰り返し習慣にすることで腕振りがどんどんよくなります。ぜひ、続けてやってみてください。

まとめ

 今回は足が速くなる方法|小学生でもできる理想的な腕の振り方を解説しました。

 ・理想的な腕の振り方は体幹を固めず、足に力が上手く伝わる方法

 ・腕を意識した振り方は体幹を固めてしまい、足に上手く力が伝わらない

 ・体軸を意識した振り方は体幹の余計な力みがなくなり、肩甲骨から腕を振る事ができ、足に力が上手く伝わり、足が速くなる。

 ・足が速くなるためのトレーニングに体軸体操が効果的である。

 以上になります。

もっと詳しく子どもの運動能力を高める方法を知りたい方はキッズ・ジュニアトレーナーの専門家が実施する「体軸ダッシュ養成講座」の受講をおすすめします。

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 ぜひご検討ください。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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