走り方やフォームを改善する前に絶対にやるべきこと|子どものスポーツを応援するパパ・ママ必見!!

時計2023.06.13
運動能力   かけっこ  
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この記事を読んでくださっているあなたは

 ・子どもの足が速くなるために走り方やフォームを改善したい

 ・走り方やフォームを改善するために必要なトレーニングが知りたい

 ・子どもたちの足が速くなってスポーツで活躍してほしい

などと思っていませんか?

足が速くなるために、腕の振り方や足の蹴り方など走り方を変えるための方法がたくさん言われています。

実際にそのような方法を用いて走り方やフォームを改善することにより、子どもの足が速くなる可能性はあります。

 しかし、実際にやってみてよく分からなかったり、余計に走りにくくなったりした経験はありませんか?

走り方やフォームを改善しようとして上手くいく子と上手くいかない子がいるのはなぜでしょうか?

 今回の記事では「走り方やフォームを改善する前に絶対にやるべきこと」をお伝えします。

 これを知っていただき、実践することで、走り方やフォームが改善しやすい身体になり、子どもの足が速くなります。そして、足が速くなることで自信がついたり、スポーツで活躍できるようになります。

 子どものスポーツを応援するパパ・ママさん必見です!!

 ぜひ、最後まで読んでください。

 

目次

1.走り方やフォームを改善する前にやるべきこととは

2.走り方やフォームが改善する身体の状態とは

3.走り方やフォームを改善する前にやるべき準備体操


走り方やフォームを改善する前にやるべきこととは

 走り方やフォームを改善することが足を速くするためには重要とよく言われています。

具体的には

  1. 正しい姿勢で走る:背中は丸くならず、背中をまっすぐにする。

  2. 足の接地方法:足部前方から接地するフォアフット方法が良い。

  3. ストライドを調整する:足を高くあげ、大きいストライドで走る。

  4. 腕をしっかり振る:肘を引き上げる意識で大きく振る。リラックスしながら振る。

 などが言われています。

 これらのポイントを意識しながら走ることで、より効率的に、かつ無理なく走ることができます。

 しかし、このような走り方を意識して足が速くなる子もいれば、遅くなる子もいます。これはなぜでしょうか?

それは、そのような方法はあくまで足が速い人の「ものまね」にすぎないからです。

 例えば、先ほどお伝えした「3.ストライドを調整する:足を高く上げる」という方法があります。

 「足を高く上げる」という動作は本来は大腰筋といわれる筋肉を使って上げます。

しかし、足が遅い子どもたちは大腿四頭筋という太ももの前の筋肉を使って上げてしまっています。つまり間違った方法で身体を動かしてしまっています。


このような間違えた状態で「ストライドを調整する:足を高く上げる」と言う走り方をマネして走るとどうなるでしょうか?

 やればやるほど間違えた方法(足の動かし方)を覚えてしまいます。

これでは例えフォーム(見た目)がよくなっても足は速くなりません。

足の速い人の走り方(身体の動かし方)だけを意識してマネしても、上手く出来ないということです。

 よって走り方やフォーム(身体の動かし方や姿勢)を改善する前に、自分の身体が良い状態(思い通りに身体を動かすことができる状態)にすることが必要になります

 身体の状態が変わると自然と走り方がよくなります。この状態になってからよく言われている走り方やフォームを変えるような方法を行うのが良いです

 これがものまねではなく本当の速い走り方になる方法です。

走り方やフォームが改善する身体の状態とは

走り方やフォームが改善する身体の状態は「思い通りに身体を動かす事ができる状態」になります。この思い通りに身体を動かす事ができる状態とはどのような状態でしょうか?

ここで一度体験してみましょう!

①立った状態で足踏みをしてください。
 その時にどちらの足が上げにくいか(重たいか)を感じてください。

②次に、立ったまま上げにくかった(重たかった)方の足の付け根(そけい部)の真ん中を10秒程度グリグリと自分の手でほぐしてみてください。

③最初と同じように立った状態で足踏みをしてください。

 

どうでしょうか?上げにくかった足が上げやすくなりませんか?

これは、股関節の状態を整える事で正しく足があがるようになったことになります。



私たちは目を閉じていても腕を振ったり、足を上げたりする事が出来ます。これは全身に感覚があり(=身体感覚)、その感覚を頼りに動かしています。



この身体感覚は、腕や足は分かりやすいですが、骨盤や背骨などといわれると急に分からなくなります。身体感覚には差があり、この身体感覚がない場所は正しく動かす事が出来ません。

 

つまり、「思い通りに身体を動かす事ができる状態」とは「全身の身体感覚が整っている状態」と言えます


この全身の身体感覚が整うと身体の中に軸ができ、これを「体軸」といいます。

 


体軸が形成されている状態(全身の身体感覚が整っている状態)になる事が、走り方やフォームを改善する前には必要なのです。

走り方やフォームを改善する前にやるべき準備体操

 ここでは身体感覚を整え体軸を形成するために、株式会社やまちゃんの山崎氏が体軸理論に基づき独自に開発した、体軸体操を紹介します。

全部で17種類ありますが、今回はその中で腕振りと足上げが行いやすくなる体操を紹介します。


<腕振り>
①まず、立った状態で左右の腕を歩くように前後に振ってください。
 この時に左右の腕の重さや振りやすさを感じてください。

②次の体軸体操を行ってください。(左右ともに)

 1:みぞおちアクション



 2:わきアクション



 3:首アクション

 

③再度、左右の腕を歩くように振って変化を感じてください。

 

<もも上げ>

①まず、立った状態で左右の足を歩くようにもも上げしてください。

 この時に重さや上げやすさなどを感じてください。

②次の体軸体操を行ってください。(左右ともに)
 

1:みぞおちアクション

 

2:ヒップウォーク



 

3:レッグアクション 
 


③再度もも上げを行い、変化を感じてみてください。

最初に腕振りやもも上げを行った時と比べていかがでしょうか?
体軸体操を行うことで身体感覚が整い、身体を思い通りに動かす事ができるようになります。

さらに、子どもの足が速くなる方法を詳しく知りたい、または子どもたちに指導したいと思っている方はキッズ・ジュニアのトレーニングの専門家が実施している「体軸ダッシュトレーナ養成講座」を受講することをオススメします

「体軸ダッシュトレーナー養成講座」はこちら

この講座を受講することで、足が速くなる方法はもちろん、子どもたちに指導する教室を開けるレベルになります。 ぜひご検討してみてください。

まとめ

今回は、走り方やフォームを改善する前に必ずやるべきことを解説しました。
・走り方やフォームをマネするだけでは足は速くならない
・走り方やフォームを改善する前に、「身体を思い通りに動かす事ができる状態=体軸ができた状態」になる必要がある
・体軸体操を行う事で、体軸が形成され、走り方やフォームが改善し足が速くなる

今回は以上になります。

身体の状態が整っているだけで、走り方やフォームを改善できるようになり、間違いなく足が速くなります。

子どもたちが、足が速くなる事で自信がつき、スポーツで活躍できることを願っています。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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