走り方やフォームを改善する前に絶対にやるべきこと|子どものスポーツを応援するパパ・ママ必見!!
この記事を読んでくださっているあなたは
などと思っていませんか?
足が速くなるために、腕の振り方や足の蹴り方など走り方を変えるための方法がたくさん言われています。
実際にそのような方法を用いて走り方やフォームを改善することにより、子どもの足が速くなる可能性はあります。
走り方やフォームを改善しようとして上手くいく子と上手くいかない子がいるのはなぜでしょうか?
目次
走り方やフォームを改善する前にやるべきこととは
具体的には
それは、そのような方法はあくまで足が速い人の「ものまね」にすぎないからです。
しかし、足が遅い子どもたちは大腿四頭筋という太ももの前の筋肉を使って上げてしまっています。つまり間違った方法で身体を動かしてしまっています。
このような間違えた状態で「ストライドを調整する:足を高く上げる」と言う走り方をマネして走るとどうなるでしょうか?
これでは例えフォーム(見た目)がよくなっても足は速くなりません。
足の速い人の走り方(身体の動かし方)だけを意識してマネしても、上手く出来ないということです。
走り方やフォームが改善する身体の状態とは
走り方やフォームが改善する身体の状態は「思い通りに身体を動かす事ができる状態」になります。この思い通りに身体を動かす事ができる状態とはどのような状態でしょうか?
ここで一度体験してみましょう!
①立った状態で足踏みをしてください。
その時にどちらの足が上げにくいか(重たいか)を感じてください。
②次に、立ったまま上げにくかった(重たかった)方の足の付け根(そけい部)の真ん中を10秒程度グリグリと自分の手でほぐしてみてください。
③最初と同じように立った状態で足踏みをしてください。
これは、股関節の状態を整える事で正しく足があがるようになったことになります。
私たちは目を閉じていても腕を振ったり、足を上げたりする事が出来ます。これは全身に感覚があり(=身体感覚)、その感覚を頼りに動かしています。
この身体感覚は、腕や足は分かりやすいですが、骨盤や背骨などといわれると急に分からなくなります。身体感覚には差があり、この身体感覚がない場所は正しく動かす事が出来ません。
つまり、「思い通りに身体を動かす事ができる状態」とは「全身の身体感覚が整っている状態」と言えます。
この全身の身体感覚が整うと身体の中に軸ができ、これを「体軸」といいます。
体軸が形成されている状態(全身の身体感覚が整っている状態)になる事が、走り方やフォームを改善する前には必要なのです。
走り方やフォームを改善する前にやるべき準備体操
全部で17種類ありますが、今回はその中で腕振りと足上げが行いやすくなる体操を紹介します。
<腕振り>
①まず、立った状態で左右の腕を歩くように前後に振ってください。
この時に左右の腕の重さや振りやすさを感じてください。
③再度、左右の腕を歩くように振って変化を感じてください。
①まず、立った状態で左右の足を歩くようにもも上げしてください。
この時に重さや上げやすさなどを感じてください。
②次の体軸体操を行ってください。(左右ともに)
1:みぞおちアクション
2:ヒップウォーク
3:レッグアクション
③再度もも上げを行い、変化を感じてみてください。
最初に腕振りやもも上げを行った時と比べていかがでしょうか?
体軸体操を行うことで身体感覚が整い、身体を思い通りに動かす事ができるようになります。
さらに、子どもの足が速くなる方法を詳しく知りたい、または子どもたちに指導したいと思っている方はキッズ・ジュニアのトレーニングの専門家が実施している「体軸ダッシュトレーナ養成講座」を受講することをオススメします。
この講座を受講することで、足が速くなる方法はもちろん、子どもたちに指導する教室を開けるレベルになります。 ぜひご検討してみてください。
まとめ
今回は、走り方やフォームを改善する前に必ずやるべきことを解説しました。
・走り方やフォームをマネするだけでは足は速くならない
・走り方やフォームを改善する前に、「身体を思い通りに動かす事ができる状態=体軸ができた状態」になる必要がある
・体軸体操を行う事で、体軸が形成され、走り方やフォームが改善し足が速くなる
今回は以上になります。
身体の状態が整っているだけで、走り方やフォームを改善できるようになり、間違いなく足が速くなります。
子どもたちが、足が速くなる事で自信がつき、スポーツで活躍できることを願っています。