走り方のコツってあるの?|足が速い子と遅い子の違い
この記事を読んでいるあなたは
・正しい走り方のコツを理解し、こどもたちに指導したい
・走り方が上手になることで運動に対する自信をつけてほしい
・走り方のコツがわかって陸上やサッカーなどスポーツで活躍してほしい
などと思っているのではないでしょうか?
実は足が速い子と遅い子には決定的な違いがあります。それは何でしょうか?
筋力?柔軟性?と答えたいところですが、実はどちらも違います。
正解は「正しい身体の使い方」です。
そこで今回は予防医学に基づいた子どもの健康的な身体づくりの観点から、正しい身体の使い方、ひいては走り方のコツを解説します。また、最後に足が速くなる身体に変えることができる体操も紹介します。
この記事を読んでいただくことで、足が速い子と遅い子で走り方の何が違うのか、速く走るためのコツを知ることが出来ます。
目次
速く走るための走り方のコツとは
いきなりですがクイズです!!
人が走るときの地面を蹴る足で前に進むための筋肉はどっちでしょう?
なぜ、ふともも裏の筋肉が前に進むためのものなのか?次の項目で分かりやすく解説していきますね。
この時重要なのが、足を前に進めたいのではなく、身体の中心を前に進めたいということです。
ふともも前の筋肉は大腿四頭筋と呼ばれ、この筋肉は膝を伸ばす、股関節を曲げる作用があり足全体を前に動かす筋肉になります。
つまり、前に進みたいのに後ろに進む方にブレーキがかかってしまいます。
地面を蹴る時に足を後ろに伸ばす方に力が入る走り方では、下図のように身体の中心は前に進む方向へ力が加わります。
つまり、速い走り方のコツは太もも裏の筋肉(ハムストリングス)をより優位に使うことでブレーキなしで加速し、速く走ることができます。
速く走るための体操
ここでは速く走るために太もも裏の筋肉(ハムストリングス)が使いやすくなる体操を紹介します。
身体のスイッチとは身体の感覚を活性化させるための全身にある14カ所のポイントで、インナーマッスルを活性化させるポイントになります。
速く走るために重要な太もも裏の筋肉(ハムストリングス)はインナーマッスルであり、このスイッチの中で「でん部スイッチ、もも裏スイッチ」を刺激することで使いやすくなります。
できる方は5つの体操をする前後で走ってみて走った感覚を比べてみてください。上手に出来ていれば即時的に効果が得られます。
体操後に再度走ってみましょう!いかがでしょうか?
この体操をすると直後から太もも裏の筋肉であるハムストリングスが使いやすくなり、速い走り方に変わります。
この走り方のコツを知っているのと知らないとでは明らかに速さに差が出来ます。使う筋肉が変わると短時間で効果が出ます。ぜひやってみてください。
まとめ
今回の記事では足が速い子と遅い子で走り方の何が違うのか、速い走り方のコツと速い走り方になる体操をご紹介しました。
・身体のスイッチの「でん部スイッチ、もも裏スイッチ」を刺激しながら体操をすることで太もも裏の筋肉(ハムストリングス)が使いやすくなり足が速くなる。
正しい走り方を知ることで子どもたちはどんどん走るのが速くなります。
ぜひ子どもたちと一緒にやってみてください。
もっと詳しく子どもの足を速くする方法を知りたい方はキッズ・ジュニアトレーナーの専門家が実施する「体軸ダッシュトレーナー養成講座」の受講をおすすめします。
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