子どもの学力を上げる方法|運動で学力が上がるって本当!?

時計2024.07.09
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こどもの学力を上げるために、早くから英語を習わせたり、幼児から学習塾に通わせたりする親御さんが昔に比べて増えている印象があります。


学力を上げる方法として、まずはこどもの好奇心を駆り立たせて、勉強が好きになることが一番大事だ、と子育て本などにもよく紹介されていますね。


そんな子どもの学力を上げる方法の一つに、実は「運動」も関与しているのはご存知ですか?


こどもの運動能力を上げるトレーナーの視点から、今回は、運動と学力の関係についてご紹介します。


目次  


1. 子どもの学力を上げる方法に運動も関係する?

2. 子どもの学力を上げる方法にはどんな運動が良いの?

3. 子どもの学力をぐんぐん上げる方法|体軸体操を紹介

4. まとめ 


子どもの学力を上げる方法に運動も関係する?

近年の研究では、運動をすることで身体におけるプラスの変化がたくさんあることが分かってきています。中でも注目を浴びているのは、「運動と脳のつながり」です。


アメリカの研究によれば、「授業前に運動を行うことで学力が上がる」という報告があります。

少し専門的になりますが、運動をするとノルアドレナリンやセロトニン、ドーパミンといった思考や情緒に影響を与える重要な神経伝達物質が増えると言われています。


それだけでなく、脳のニューロン(神経)の成長などによって、脳の基礎構造を物理的に強くしてくれます。実際のところ脳は筋肉と同じで、使えば育ちますし、使わなければ萎縮してしまう性質を持っています。


学習前に運動をすることで、脳は学習の準備を整えて机に向かって何か新しいことを覚えようとすると、運動していない時と比べてはるかに脳内ニューロンの結びつきが強固になります。そうしてできた脳内の回路は、情報が何度も通ることでさらに結びつきを強くしていきます。


このようにして、私たちが物事を学習する上で重要な脳の基盤がつくられていきます。


つまり、子どもの学力を上げる方法として「運動」が大きく関与しています。


子どもの学力を上げる方法としてどんな運動が良いの?

では、どのような運動が良いのでしょうか?


一概に運動といっても様々あります。中でも精密な運動であればあるほど、脳のニューロンの繋がりを強めることも研究で分かってきています。


そこで、ここで言われている精密な運動とは、一体どんな運動かというと、身体の深いところに位置するインナーマッスルをしっかりと働かせた運動になります。


一つ例を挙げますね。


運動と同様、姿勢でも同じことが言えます。背筋の伸びた良い姿勢で勉強をするとインナーマッスルがしっかりと働きます。反対に、姿勢が悪く丸まった背中で勉強をしているとインナーマッスルが働きません。


アメリカの論文で、姿勢の良い学生と悪い学生にそれぞれ数学の問題を解かせたところ、姿勢の良い学生の群の方が問題を多く解くことができた、といった報告があります。


ここで皆さんに知ってもらいたい事として、私たちの身体を構成する筋肉にはアウターマッスルとインナーマッスルに分けられます。


インナーマッスルは、身体の深部に位置し関節に隣接しているという特徴があります。そのため、少ない力で大きな動きをつくることができ、精密に身体をコントロールすることができるのです。


また、脳への情報伝達もインナーマッスルをしっかり働かせて身体を動かしている子の方が、アウターマッスルに頼った身体の使い方をしている子に比べて多いことが分かります。


このように、しっかりと正しい筋肉の使い方を身につけていくことで間接的に子どもの学力を高めることが期待されています。



子どもの学力がぐんぐん上がる方法|体軸体操を紹介

ここで紹介する体軸体操は、「予防医学に基づいて理学療法士が開発した健康的な身体づくりのための体操プログラム」になります。子どもの身体のインナーマッスルを活性化することで、姿勢や身体の使い方が向上し、元気になる体操です。それを行うことで誰でも同じように効果が出るようになります。


「体軸」とは、筋肉や骨格のことではなく、身体の中心を上下に貫く軸の感覚のことです。お子さんはこの「体軸」が整うことで、姿勢の改善が期待できます。また、身体を思い通りに動かしやすくなることで運動能力の向上につながります。


他の体操とは違い、全身14カ所にある身体のスイッチを触りながら動かすことで、身体の感覚が整い、インナーマッスルが活性化し、身体に軸ができます


  


そして、身体に軸ができることで脳が活性化し、脳内ニューロンの結びつきが強くなることで学力が向上します。この体操プログラムはTAIJIKU(たいじく)子どもの運動学習塾の教育プログラム内などで幅広く活用されています。


この「体軸体操」がまさに、上記のアウターマッスル優位の身体の使い方からインナーマッスル優位の身体の使い方にスイッチングする体操なのです。つまり、間接的に学力を上げることができる体操が「体軸体操」なんです。


体軸体操には大きく次の5つのポイントがあります。

体軸体操は次の17種類から構成されています。




 


これはもう全ての子どもがやるしかないですよね?


私は本気で思っていますし、いずれはこの体軸体操を日本中はもちろん世界の子どもの教育現場に導入していきたいと思っています。


そのために、まずは文部科学省認定の「体軸スクール®︎」のワークショップを教育機関で開催したり、全国にあるTAIJIKU子どもの運動学習塾では、毎回必ず体軸体操のプログラムを行っています。


つまり、TAIJIKUに通う子どもたちは、運動能力向上はもちろん、学力向上も期待できる一石二鳥の学習塾となっています。



今回の記事を読んで、お子さんに体軸体操を指導してもらいたいと思われた方は、お近くにあるはじめての習い事としての「TAIJIKU子どもの運動学習塾」の体験会にぜひ参加してみてください。MAPサイトにてどこに体軸トレーナーがいてるかすぐ分かりますよ。現在、続々と運動学習塾の店舗が拡大しています。


「TAIJIKU MAPサイト」はこちら



まとめ  

・子どもの学力を上げる方法に運動が関与している

・子どもの学力を上げる方法はインナーマッスルを使う身体の使い方ができる運動を多く取り入れることが大切

・子どもの学力を上げる方法として体軸体操が有効的である


体軸体操で頭も心も身体もまっすぐに育てていきましょう!


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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