スポーツで緊張しない方法|子どもの身体づくりの専門家が本番前にできる体操を伝授
いよいよ、夏休みが近づいてきました。夏休みには子どもたちのスポーツ大会や習い事の発表会などイベントがたくさんあると思います。今まで練習してきた成果を出すために、必死に練習してきたのではないでしょうか?
いざ、本番が近づいてくると緊張しますよね?緊張することは悪い事ではないのですが、緊張しすぎる事で本当の実力を発揮できないことは避けたいですね。
たくさんの子どもたちの身体づくりを行う中で、スポーツで実力をしっかり発揮できる子どもや緊張しすぎて実力が発揮できない子どもたちに出会いました。その中で実力を発揮できる子どもにはある特徴があることが分かりました。それは、「身体に軸がある」ということです。身体に軸があることで余計な力みがなくなり、考え方にも軸ができ落ち着きのある状態になります。
そこで今回は、緊張しにくい人の特徴を説明し、最後にはスポーツで緊張しない方法として実際に指導している「身体に軸ができる体操」を伝授します。
最後まで読んでいただく事で、スポーツで緊張しない方法が分かり、その方法を行う事で本番で自分の実力を存分に発揮することができます。ぜひ最後まで読んでください。
目次
スポーツで緊張しない方法ってあるの?
なぜ人は緊張するのでしょうか?それは、スポーツなどの大切な大会で結果が出せるのか、期待に答えることができるのか、他人からどう評価されるのかなど心理的な要因が組み合わさる事で本番前に緊張が高まります。
そもそも緊張することは悪いことでしょうか?人は適度に緊張することでアドレナリンが分泌され、集中力や注意力が向上し、パフォーマンスを最大限に発揮することができます。しかし、過度に緊張してしまう事で不安やストレスから、頭痛や発刊・震えなどの症状を引き起こしパフォーマンスが低下してしまいます。
つまり、大切な大会前などに緊張しないことを目指すのではなく、緊張を適度にコントロールできるようになることが重要になります。
スポーツで緊張しない方法とは?
スポーツの本番前など緊張を和げる方法には次のようなことがあります。
準備をしっかりする
練習や準備を十分に行う事で、自信を持って本番に挑む事でできます。不安を感じる原因の多くは準備不足から来ることが多いです。
イメージトレーニング
実際に上手くいくようなポジティブなイメージを思い描くことで、自信ができパフォーマンスを向上させる手助けになると言われています。
リラクゼーション
リラックスできる音楽を聴いたり、お笑いの動画をみて笑ったり、瞑想したりなどを取り入れることで落ち着かせる
ストレッチなどの軽い運動
軽いストレッチや運動をすることで、身体の緊張をほぐし、リラックスすることができます。
深呼吸
ゆっくりと深く深呼吸することで呼吸を整え、リラックス効果が得られます。
トップアスリートなどはここで紹介したような緊張しない方法を、スポーツの本番前に一連の流れにして実施する(ルーティーン)を持っています。それにより、毎回緊張をコントロールして本番に実力を発揮できるようになります。ぜひ皆さんも自分自身のルーティーンを作ってみてくださいね。
今まで紹介した方法は一般的に良く言われていることになりますが、次に紹介する方法は、身体に軸ができることでどんな時でも冷静に落ち着いてパフォーマンスを発揮できるようになる体操を紹介します。
スポーツで緊張しない方法として体軸体操を紹介
たくさんの子どもたちの身体づくりを行う中で、本番でで実力を発揮できる子どもにはある特徴があることが分かりました。それは、「身体に軸がある」ということです。身体に軸があることで余計な力みがなくなり、考え方にも軸ができ落ち着きのある状態になります。
身体の軸は「体軸」と呼ばれ、筋肉や骨格ではなく、身体の真ん中を通る身体の感覚になります。
この体軸を形成するものに、「丹田(たんでん)」と呼ばれる身体の感覚があります。これは、気が集まる場所であり、ヨガではチャクラと言われるようなものと似ています。
丹田は身体には3つの場所があり、頭にあるものを上丹田(じょうたんでん)、胸にあるものを中丹田(ちゅうたんでん)、下腹部にあるものを下丹田(かたんでん)と言います。
この3つの丹田の中でもとくに「下丹田」が冷静沈着さをもたらし安定感の源であり、緊張をコントロールすることに影響を与えます。
よってここでは、緊張しやすい子どもが緊張をコントロールできるようになるために、予防医学に基づいて独自に開発された身体に軸を作る体操「体軸体操」の中から下丹田の感覚を作る体操を紹介します。
体軸体操とは「身体の感覚を整えることにより余計な力みがなくなり、身体に軸(体軸)ができ、考え方にもゆとりができ落ち着きやすくなる体操」です。体軸体操は他の体操とは違い、全身14カ所にある身体のスイッチを触りながら動かします。そうすることで、身体の感覚が整い、姿勢がよくなり骨で支える感覚が鍛えられます。
ここからは実際に体操を紹介します。
まず、体操を行う前に、座って目を閉じ、身体の感覚をなんとなくぼぉっと感じてみてください。
それから、次の順番で体操を行いましょう。
最後に座って目を閉じて身体の感覚を感じてみましょう。下腹部が安定し身体の余計な力みがなくなり、何か安定する感覚がありませんか?
このような体操を毎日することで、徐々に身体感覚が整い、体軸の中の下丹田が形成され、試合前にも冷静に落ち着いて本番で実力が発揮できるようになってきます。
ぜひ、試合前のルーティーンに取り入れてみてください。きっと本番に実力を発揮しやすくなりますよ!
今回は体軸体操の一部を紹介しましたが、もっと詳しく子どもの運動能力を高める方法を知りたい方はキッズ・ジュニアトレーナーの専門家が実施する「体軸ファシリテーター養成講座」の受講をおすすめします。
オンラインでも受講でき、1日で体軸体操指導者の資格がとれ、さらに運動教室を開催することが可能になります。
子どもの運動神経・姿勢は誰でも向上することができます。ぜひご検討ください。
まとめ
今回の記事ではスポーツで緊張しない方法について、下丹田と中丹田に対する体軸体操を紹介しました。
・人は適度に緊張することでパフォーマンスを最大限に発揮することができるが、過度に緊張するとパフォーマンスが低下する
・緊張しない方法としてイメージトレーニングや軽いストレッチなどがあるが効果は一時的である
・緊張しにくい人は身体に軸ができている
・緊張しない方法として体軸体操をルーティーンに入れることが良い
本番前に実施するルーティーンの中に体軸体操を取り入れ、パフォーマンスが全力で発揮できるようになりましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。