ストレートネックを改善するための効果的なトレーニング

時計2024.06.09
猫背   体幹   教育  
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みなさん、

「ストレートネックを改善するために、首のストレッチをするけど治らない」

「ストレートネックを改善する体操がたくさんあるけど、結局どれをやっていいかわからない」

こんな経験をした事ありませんか?  


スマホやゲームが普及し、今本当にストレートネックのこども達が爆増しており、小学生から首回りの痛みや頭痛、めまい、視力の低下などで悩まれている子も多くなっています。このまま成長することでさまざまなトラブルを抱えることになるため、早期から改善・予防が必要です。


そこで今回は、子どものストレートネックを改善するために予防医学に基づいた効果的なトレーニングをお伝えします。

実はストレートネックを改善するためのエクササイズのポイントは「首」ではないんです。首だけをどれだけストレッチをしても改善しません。

この記事を読む事で、なぜ首だけの体操では改善しないのかが良くわかり、予防医学に基づいた効果的なトレーニングを知ることができます。今この時代に子育てをするパパ・ママ必見の内容です!ぜひ、最後まで読んでください。


目次

1.ストレートネックとは

2.ストレートネックの原因



ストレートネックとは

ストレートネックとは、頸椎(首の骨)が本来持つ前弯(前方への自然なカーブ)が失われ、まっすぐな状態になることを指します。本来、首の骨は頭の重さを効率よく支えるために緩やかなカーブを持っていますが、ストレートネックになるとそのバランスが崩れ、首や肩に過度な負担がかかることがあります。




ストレートネックの子どもには①首・肩の痛み、②頭痛・めまい、③腕や手の痺れ、④視力の低下、⑤歯並びの悪化などの症状が起こりやすく、できるだけ早期に改善が必要です。


ストレートネックの原因

ストレートネックになる原因は「不良姿勢」です。スマホやゲームなどで首を前に曲げて画面を覗き込んでいる時間が長くなると首の自然なカーブがなくなり、ストレートになっていきます。


         

人の頭の重さは体重の約10%と言われており、子どもでも約2kg〜5kgあります。

ストレートネックになると、「身体の重心」より「頭の重心」の位置が前にズレるため、頭を支える首周囲にストレスが増えさまざまなトラブルが生じてしまいます。

人の背骨は、骨盤が土台となり、腰の骨(5個)、胸の骨(12個)、首の骨(7個)の合計24個の骨で形成されています。


腰の骨と首の骨(5個+7個=12個)はそれぞれ前に弯曲しており(前弯)、逆に胸の骨(12個)は後ろに弯曲(後弯)し、全体で見るとS字カーブのようになってバランスをとり、頭を支えています。




積み木をイメージしてもらうと分かりやすいですが、積み木を上に積んでいく時に一番下の土台(骨盤、腰の骨)の位置や方向によって、その上に積んでいく積み木の位置・方向が決まってしまいます。


骨盤が後ろに傾くと腰が前弯ではなく後弯してしまう事で、24個の背骨のバランスが崩れ、首だけが前に出てしまい、ストレートネックになってしまうのです。


つまり、ストレートネックを根本から改善するためには、首周りだけでなく「骨盤や背骨全体のバランス」を整える必要があります。


そこで、次に骨盤や背骨全体のバランスを整える効果的なトレーニング「体軸体操・10秒アクション」を紹介します。



ストレートネックを改善するために効果的なトレーニング

ストレートネックを改善するために首周りだけのトレーニングがよく紹介されていますが、それだけでは一時的に改善するだけで、すぐに戻ってしまいます。


頭を支えるのは首周囲の筋肉だけではなく、骨盤・背骨全体が整っている状態で支える必要があります。この骨盤・背骨全体のバランスが整っている状態が、身体に軸(体軸)がある状態になります。

少し難しいですが、この体軸とは筋肉や骨格ではなく、身体の真ん中を通る身体の感覚になります。


この体軸を身体に作るために、予防医学に基づいて開発されたのが「体軸体操・10秒アクション」になります。


体軸体操とは「身体の感覚を整えることにより、身体に軸(体軸)ができ、身体の成長の土台となる正しい身体の使い方や姿勢ができるようになる体操」です。


全部で100種類以上ありますが、その中からストレートネックを改善するための体操をご紹介します。


まず、ストレートネックかどうかチェックしましょう!


①踵を壁につけた状態で立つ


②お尻、肩を壁につけた状態で「頭」が壁についているかどうかチェック


 →ついていなければストレートネックになります。


*首を後ろにつけようとするのではなく、普段立っている感じでやるようにしましょう!



ストレートネックであれば次の体操を行いましょう。























体操後、もう一度先ほどチェックした方法でストレートネックのチェックを行いましょう。先ほどと何か変化を感じませんか?


今回は体軸体操の一部を紹介しましたが、もっと子どもの身体能力について専門家に教えてもらいたい、子どもを指導してもらいたいと思われた方は、「TAIJIKU MAPサイト」から近くのトレーナーを検索し、繋がることをおすすめします。

はじめての習い事としての「TAIJIKU子どもの運動学習塾」やオンラインでのレッスン・ワークショップなど、さまざまな形で子どもの身体づくりのサポートを行っています。


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まとめ

今回の記事ではストレートネックを改善するための効果的なトレーニングを5つ紹介しました。


・ストレートネックとは、頸椎(首の骨)が本来持つ前弯(前方への自然なカーブ)が失われ、まっすぐな状態になること


・ストレートネックの子どもには①首・肩の痛み、②頭痛・めまい、③腕や手の痺れ、④視力の低下、⑤歯並びの悪化などの症状が起こりやすく、できるだけ早期に改善が必要


・ストレートネックを根本から改善するためには、まず「骨盤や背骨全体のバランス」を整え、それに加えて首周りの体操を行う事が大切


・「骨盤や背骨全体のバランス」を整えるのに、体軸体操・10秒アクションが効果的


以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました。


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