子育て女性の7割が知らない!?その不調の原因は「骨盤のゆがみ」かも

時計2025.05.22
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「最近、肩こりがひどい…」「腰の痛みがなかなか取れない」「疲れやすい」


そんなふうに感じていませんか?


子育てに家事、毎日がめまぐるしく過ぎていく中で、ついつい自分の体のことは後回しになっていませんか?でも実は、気づかないうちに体には負担がどんどん積み重なっているんです。


「時間がない」「子どもに手がかかる」「運動が苦手」そんな理由で、育児中の女性の約7割が、定期的に運動する習慣を持てていないという調査結果もあります。


その結果、多くの女性が感じているのが、頭痛・肩こり・腰のだるさなどの体の不調です。でも、実はこうした不調の多くが「骨盤のゆがみ」と関係しているって、ご存じでしたか?


骨盤のゆがみ」と聞くと、ちょっと専門的で難しそうに感じるかもしれませんが、実はとても身近で、しかも産後の体と心に深く関わる大切なことなんです。


この記事では、

・なぜ骨盤がゆがむのか

・ゆがむことでどんな影響があるのか

・忙しいママでもできる“骨盤ケア方法”や、子どもと一緒に楽しめる簡単エクササイズ


をわかりやすくご紹介していきます。


育児や家事の合間に、ぜひ自分自身の骨盤ケアを実践してみましょう!


目次  


1. 女性の骨盤はなぜゆがみやすいのか?

2. 女性の骨盤のゆがみと不調との関係

3. 女性の骨盤のゆがみを改善する骨盤ケア方法とエクササイズ

4. まとめ



女性の骨盤はなぜゆがみやすいのか?


実は、女性の骨盤は男性に比べてゆがみやすいといわれています。その理由には大きく次の3つが考えられます。

1. 骨盤は楕円形で安定性よりも柔軟性を重視した構造

骨盤は左右の「寛骨(かんこつ)」と、中央の「仙骨(せんこつ)」+「尾骨」からなる、ドーナツ状(楕円形)の構造です。


この楕円形の構造は、立ったり座ったり、歩いたり、出産したりといった様々な動作に柔軟に対応できるようになっています。

でもその反面、上下左右にわずかに動くゆとり(可動性)があるため、筋力のバランスが崩れると、骨盤が「前傾・後傾」や「左右差」のある状態にゆがみやすくなるのです。

2. 女性の骨盤は「開閉」する構造を持っている

女性の骨盤は、妊娠・出産に備えて男性よりも広く、柔軟性があり、「開きやすい」という特徴があります。

特に妊娠中にはリラキシンというホルモンが分泌され、骨盤まわりの関節や靭帯がゆるみ、出産に向けて骨盤が開く準備をします。

しかし、出産後すぐに自然に戻るわけではなく、そのまま開いた状態やゆがんだ状態がクセになってしまうこともあります。

3. 育児中の体勢や生活習慣が拍車をかける

・片側ばかりでの抱っこ
・授乳で前かがみの姿勢が多い
・骨盤底筋の筋力低下

こうした生活が続くと、楕円形で開きやすい骨盤はさらに不安定になり、骨盤がゆがみやすくなります。

つまり、育児中の毎日こそ、骨盤に負担がかかりやすい生活なんです。


女性の骨盤のゆがみと不調との関係

骨盤は、身体の中心にあり、土台のような存在です。この骨盤がゆがむと、全身のバランスが崩れてしまい、姿勢が悪くなることで、以下のようなさまざまな不調を引き起こしてしまいます。

特に産後の女性は、骨盤まわりの筋肉や靭帯がゆるんでいるため、不調が出やすくなります。

骨盤周囲には姿勢に関与する筋肉がたくさんあり、その中でも骨盤の底にある「骨盤底筋群」は腹圧を高め、体幹を安定させるために重要な筋肉になります。


産後、骨盤がゆがみ、この筋肉が弱ることで腹圧が高まらず、姿勢が悪くなっていきます。主に以下の3つのタイプが挙げられます。

このように、骨盤のゆがみが姿勢を悪くし、さまざまな不調を引き起こします。

不調がある中で子育てすることで、さらに不調が悪化するという悪循環に陥ってしまっていませんか?

だからこそ、「自分の体の声」に少し目を向けて、今からケアを始めることがとても大切なんです。


女性の骨盤のゆがみを改善する骨盤ケア方法とエクササイズ

ここで紹介する骨盤ケア方法・エクササイズは、身体の体性感覚を整えることに重点をおいた「予防医学に基づいて理学療法士が開発した健康的な身体づくりのためのセラピー&体操プログラム」になります。

他の体操とは違い、骨盤を触ったり揺すったり、全身14カ所にある身体のスイッチを触りながら動かしたりすることで、身体の感覚が整い、インナーマッスルが活性化し、身体に軸ができます


 


この身体の軸は「体軸」と呼ばれ、筋肉や骨ではなく、身体の真ん中を通る身体の感覚になります。


体軸は「骨盤底筋群」をはじめとした身体の中にあるインナーマッスルを働かせることで身体の感覚が整い、体軸が形成されます。

体軸が整うことで、姿勢がよくなり、疲れにくく体調が崩れにくい身体になります。

つまり、骨盤がゆがんでいる状態では骨盤底筋群などのインナーマッスルが働きにくくなり、体軸が形成されず、さまざまな不調を引き起こしている状態ということです。

そこで、ここでは、骨盤のゆがみを改善し、骨盤底筋群が働きやすくなる骨盤ケアとエクササイズを紹介します。

まず、骨盤のゆがみがあるかどうか次の方法でチェックしてみましょう。

その場から大きくずれてしまった場合、骨盤がゆがんでいる可能性が高いです。次の方法でゆがみを改善してみましょう!


・骨盤ケア方法

下図の骨盤の図を参考にしながら、ご自身の骨盤を腸骨、恥骨、坐骨、仙骨、尾骨とすべて10回ずつ程度手でさすります。骨盤の形をイメージしながら行うことで、骨盤の感覚が向上します。



・エクササイズ(体軸体操・10秒アクション)
















骨盤ケア、エクササイズが終わったら、最初にチェックした方法で骨盤のゆがみの改善具合をチェックしてみましょう!

変化はありましたか?即時的な効果もありますが、継続して行うことでゆがみが改善し、体軸が形成されることで不調が改善します。

ぜひ、家事や育児の合間にやってみてくださいね。


今回の記事を読んで、女性の骨盤ケア方法に興味を持たれた方は、身体づくりの専門家が実施する「体軸骨盤ケア認定士 養成講座」の受講をおすすめします。

2025年より新規で開講した講座であり、オフラインでも受講でき、2日で体軸専門資格を取得することができます。主に女性の骨盤ケアの指導に従事でき、さらに大人向け体軸講座である「Bodyline School」を開催することができます。体軸骨盤ケアにより、忙しいママさんたちの身体の不調を改善できるスペシャリストとして活動することができます

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まとめ  

女性の骨盤はなぜゆがみやすいのか?

 1. 骨盤は楕円形で安定性よりも柔軟性を重視した構造

 2. 女性の骨盤は「開閉」する構造を持っている

 3. 育児中の体勢や生活習慣が拍車をかける


女性の骨盤のゆがみと不調との関係

・骨盤がゆがむと肩こり、腰痛、頭痛、冷え性などの不調が起こる

・骨盤のゆがみには前後、左右の傾き、捻れなどがある

・骨盤がゆがみ、骨盤底筋が弱ることで腹圧が高まらず、姿勢が悪くなることで不調が起こる


女性の骨盤のゆがみを改善する骨盤ケア方法とエクササイズ

・骨盤のゆがみを改善するために、体軸を形成することが重要

・骨盤のゆがみ改善のエクササイズとして体軸体操・10秒アクションが効果的

・体軸体操、10秒アクション

 ーレッグアクション

 ーヒップウオーク

 ーリザードアクション

 ーライオンダッシュ

 ーマウンテンロケット



以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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