身体が硬い原因は3つのブレーキにあり!ストレッチより先にするべきこと

時計2026.02.24
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「ストレッチをしているのに、一向に柔らかくならない…」
「身体が硬くなる原因を知りたい」

もし、お子さんの体がカチカチで悩んでいるなら、一つだけ覚えておいてほしいことがあります。それは、「筋肉を無理に伸ばしても、体は柔らかくならない」ということです。

なぜなら、お子さんの体が硬いのは、筋肉が短いからではなく、体が倒れないように必死に「ブレーキ」をかけている状態だからです。

ブレーキを思い切り踏んだままアクセルを踏んでも、車はスムーズに動きませんよね? 子どもたちの身体も同じです。大切なのは、ストレッチで無理に引っ張ることではなく、「なぜブレーキがかかっているのか」を知り、そのロックを外してあげることです。

今回は、多くの子どもたちが無意識にかけてしまっている「3つのブレーキ」の正体と、それを外してしなやかな体を取り戻すための体操をお伝えします。

目次  


1. なぜ身体は硬くなる?

2. 身体で硬めやすい3つのブレーキ

3. 身体を硬めやすい子どもに対する身体操作トレーニング

4. まとめ


なぜ身体は硬くなる?

人間には身体を支える骨格と身体を動かす筋肉があります。 さらに筋肉は、身体を内側から支える小さなインナーマッスル身体の表面にある大きな筋肉であるアウターマッスルがあります。

本来、私たちの体は「骨格とインナーマッスル(内側の筋肉)」が支柱となり、しなやかに動くようにできています。

 

しかし、現代の子どもたちは、ゲームやスマホの影響により姿勢が悪く、この内側のスイッチが入りにくく、土台がグラグラになりがちです。

すると脳は「このままだと危ない!」と判断し、外側の大きな筋肉(アウターマッスル)をギューッと固めて、無理やり姿勢を維持しようとします。これがいわゆる「過緊張(ブレーキがかかっている)」状態です。

つまり、体が硬いのは、インナーマッスルがサボっている分を、アウターマッスルが「ブレーキ」として必死に補っている結果なのです。




身体で硬めやすい3つのブレーキ


特に、アウターマッスルの中でも身体の中で硬めやすい3つのブレーキと言われる部位があります。

1. 腰のブレーキ(反り腰・力み)

腰は本来、お腹の圧力(腹圧)で支えるべき場所です。しかし、腹圧が弱いと代わりに腰の筋肉をギューッと固めて体を支えようとします。常に腰に力が入っているため、動きがぎこちなくなり、腰痛の原因にもなります。

2. 肩のブレーキ(肩上がり・巻き肩)

「肩こり」のように肩をすくめてしまうパターンです。本来、腕の力は体幹から伝わるものですが、肩を固めてしまうと、腕だけの力で動こうとするため非効率になります。勉強やゲームなどをしている時に肩がすくんでしまっている子どもはこのパターンになります。また、このパターンの子どもは野球やテニスなど、投げる・打つ動作で肩や肘を痛めやすくなります。

3. 前モモのブレーキ(膝痛)

太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)ばかり使ってしまうパターンです。ここは「ブレーキ」をかける筋肉なので、ここが固まるとスムーズに走れなくなります。股関節がうまく使えていない証拠でもあり、膝への負担が大きくなります。


これら3つに共通するのは、「本来力を抜くべきアウターマッスル」に力が入り続けていることです。無理にストレッチをする前に、まずはこれらの部位の「力み」に気づき、力を抜くための身体操作トレーニングを行う必要があります。


身体を硬めやすい子どもに対する身体操作トレーニング

ここで紹介するトレーニングは「体軸体操10秒アクションと呼ばれ、予防医学に基づいて理学療法士が開発した健康的な身体づくりのためのトレーニングプログラム」になります。

子どもの身体のインナーマッスルを活性化するため、たった、10秒の動きで繰り返し行うことで、正しい身体の使い方が身についていきます。


他の体操とは違い、全身14カ所にある「身体のスイッチ」を意識しながら動かすことで、インナーマッスルが活性化され、アウターマッスルの無駄な力が抜けた状態になります。そして、インナーマッスルが活性化することで、身体に軸「体軸」ができます


 

体軸」とは、筋肉や骨ではなく、身体の真ん中を通る身体の感覚になります。

体軸は、運動(スポーツ)・勉強・習い事の土台になるものです。これから怪我することなくスポーツを頑張りたい、勉強がもっとできるようになりたい!という小学生の子どもたちにこそまず身についてほしいのがこの「体軸」です。


今回は、この100種類以上あるトレーニングの中から3つの硬めやすい部位を改善するための体操をそれぞれ紹介します。ぜひ、お子さんと一緒にやってみてくださいね。

それぞれ、体操前後でアクションテストをして効果を確認しましょう!


1. 腰の固定(反り腰・力み)

アクションテスト:片足バランス


腰の固定を緩めるためには、みぞおちに力が入る必要があります。身体のスイッチの中の「みぞおちスイッチ」を利用して、腰の固定を改善しよう!






全て終わったら、もう一度片足バランステストをやってみよう!体操前と比べて変わったかな?


2. 肩の固定(肩上がり・巻き肩)

アクションテスト:バランスタッチ


肩の固定を改善するためには、「わきスイッチ」を使うよ!次の体操でわきポイントを整えてみよう!




全て終わったら、もう一度バランスタッチテストをやってみよう!体操前と比べて変わったかな?

3. 前モモの固定(ブレーキ筋)

アクションテスト:クロスステップ




前モモの固定を改善するには、「そけい部スイッチ、でんぶスイッチ」を使うよ!次の体操をやってみよう!











全て終わったら、もう一度クロスステップテストをやってみよう!体操前と比べて変わったかな?

このように、身体操作では即時的な効果も得られますが、継続して行うことで正しい身体の使い方が身につき、余計な力みがなくなり身体が硬くなりにくくなります。

3つのブレーキに心当たりがある場合は、ストレッチよりも先に正しい身体の使い方を身につける必要がありますね!

今回の記事を読んで、子どもの身体づくりに興味を持たれた方は、子どもの身体づくりの専門家が実施する「体軸ファシリテーター養成講座」の受講をおすすめします。

オフラインでも受講でき、1日で体軸体操指導者の資格を取得することができます。子育てに役立つことができますし、地域で運動教室などを開催することもできるようになります。

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まとめ  

◉なぜ身体は硬くなる?

人間には身体を支える骨格と身体を動かす筋肉がある

筋肉には、身体を内側から支える小さなインナーマッスルと身体の表面にある大きな筋肉であるアウターマッスルがある

・身体が硬い子はインナーマッスルが使えず、アウターマッスルが緊張している


◉身体で硬めやすい3つのブレーキ

・腰のブレーキ(反り腰、力み):腹圧が弱いと腰部で固めてしまう
・肩のブレーキ(肩上がり、巻き肩):肩をすくめてしまうパターン
・前モモのブレーキ(膝痛):ブレーキ筋である大腿四頭筋を使ってしまうパターン


◉身体を硬めやすい子どもに対する身体操作トレーニング

・腰の固定:みぞおちアクション、スパイラルアクション、どんぐりアクション

・肩の固定:わきアクション、アザラシアクション、プランクアクション

・前モモの固定:レッグアクション、レッグスプリング、スクワットアクション


以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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