8割の親が勘違いしている?身体が硬い子へのストレッチの新常識

時計2026.02.18
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「うちの子、どうしてこんなに身体が硬いのかしら……」

「毎日ストレッチをさせているのに、一向に柔らかくならない」

お子さんの身体が硬いことを心配し、一生懸命ストレッチを勧めている親御さんは多いはずです。しかし、実は身体が硬い子に対して、ただ闇雲に筋肉を伸ばすだけのストレッチをさせるのは、もう古い常識かもしれません。

驚くべきことに、約8割の親御さんが「身体が硬い=筋肉を強く伸ばすストレッチをすればいい」と勘違いしています

今回は、最新の理論に基づいた身体が硬い子へのストレッチの新常識を徹底解説します。

目次  


1. 身体が硬い子に無理なストレッチは逆効果?

2. 身体が硬い原因とストレッチの新常識

3. 身体が硬い子どもに対する新常識ストレッチ5選

4. まとめ


身体が硬い子に無理なストレッチは逆効果?


「もっと深く曲げて!」「痛いくらいまで伸ばさないとストレッチにならないわよ!」 そんな声をかけてはいませんか?

実は、身体が硬い子が痛みを感じるまで無理に伸ばすストレッチを行うと、脳は「これ以上伸ばすと危険だ!」と判断します。すると、筋肉をさらに硬くして守ろうとする「防御収縮」という反応が起こります。

つまり、良かれと思ってやらせているストレッチが、皮肉にも身体が硬い状態を悪化させている可能性があるのです。身体が硬い子に必要なのは、力任せのストレッチではなく、脳と体をリラックスさせる新しいアプローチです


身体が硬い原因とストレッチの新常識


なぜ、お子さんの身体が硬いのでしょうか?筋肉が短いから?骨格のせい? 最新の理論では、身体が硬い原因を「体内の水分の滞り」として捉えます。

人間の体の約70%は水分です。本来、子どもの体はサラサラと流れる「流動体」のようなしなやかさを持っています。しかし、以下のような理由で体内の流れが滞ると、途端に身体が硬い状態になってしまいます。

長時間の同じ姿勢
デスクワークやゲームで同じ姿勢を続けると、体内の水分が停滞し、筋肉を包む膜が癒着します。これが身体が硬い子を作る大きな要因です。

水分不足と緊張
水分が足りないと組織の滑りが悪くなります。また、精神的な緊張も組織を収縮させ、身体が硬い原因になります。

身体が硬い子を救うには、まずこの「流動性」を取り戻すためのストレッチが必要なのです。

ここで、身体が硬い悩みを解決する最大の鍵を紹介しましょう。それが、全身を包む網目状の膜「筋膜」です。

筋膜は頭の先から足の裏まで一本のラインで繋がっています。このラインは全身に11ラインあり、そのどこか一箇所でも流れが滞れば、ライン全体が引っ張られ、結果として「身体が硬い」という現象が起こります。

その中で、
スーパーフィシャル・バック・ライン(SBL)を紹介します。この筋膜は足裏から足の後ろ・お尻・背中を通り、頭の前までつながっています。いわゆる前屈動作で制限が強くなるラインと言われています。


ここで、本当に身体がつながっているのか、この筋膜のラインを利用した身体の不思議を次の方法で体験してみましょう!


どうでしょう?足の裏を触ってもいないのに前屈が柔らかくなりませんでしたか?

前屈ができなくて「もも裏の身体が硬い」と悩んでいる子がいたとしても、原因はもも裏ではなく「腰」や「おでこ」にあるかもしれません。

つまり、 ストレッチの新常識は「局所のストレッチではなく、全身のライン(線路)を整える必要がある」ということです。

この筋膜のつながりを意識したストレッチを行うことで、驚くほどスムーズに身体が硬い状態が改善します。


身体が硬い子どもに対する新常識ストレッチ5選

ここで紹介する軸ストレッチは、他のストレッチとは違い、全身14カ所にある身体のスイッチを触りながら伸ばすことで、身体の感覚が整い筋肉が緩みます。そして、整うことでインナーマッスルが活性化し、身体に軸「体軸」ができます


 

「体軸」とは、筋肉や骨ではなく、身体の真ん中を通る身体の感覚になります。

体軸が強く形成されると、全身の無駄な力みがなくなり、しなやかな動きができるようになります。身体が硬い子どもたちにこそまず身についてほしいのがこの「体軸」です。
今回は、たった1日5分継続することで、身体がしなやかになる軸ストレッチを10個紹介します。

子どもだけでなく、親御さんも一緒に行うことで楽しく続けやすいのでぜひやってみてくださいね。
まず、子どもたちの身体の硬さを次の方法でチェックしてみましょう!


床と指先の距離をチェックします。

では、早速、子どもの身体の硬さを改善するストレッチをやっていきましょう!親御さんが見本を見せて、お子さんに真似させるようにやってみましょう!

*全てのストレッチは、それぞれポイントとなる身体のスイッチを触ったり、意識しながら行ってください。それぞれのストレッチは、伸ばしている状態で深呼吸3−5回を目安に伸ばし続けてみよう!

1.頭ストレッチ




2.背中ストレッチ


3.お尻ストレッチ





4.足首ストレッチ




5.ふともも裏ストレッチ


すべての体操ができたら、先ほどのチェック方法でもう一度身体の使い方をチェックしてみよう!


どうでしょうか?身体の硬さはストレッチ前と比べて改善しましたか?
このように、身体の硬さはすぐにでも変えることができますが、継続することでさらにしなやかになっていきます。
子どもたちが楽しみながらしなやかな身体の使い方になるように、親子で一緒にやってみてくださいね。


今回の記事を読んで、子どもの身体づくりに興味を持たれた方は、子どもの身体づくりの専門家が実施する「体軸ファシリテーター養成講座」の受講をおすすめします。

オフラインでも受講でき、1日で体軸体操指導者の資格を取得することができます。子育てに役立つことができますし、地域で運動教室などを開催することもできるようになります。

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まとめ  

◉身体が硬い子に無理なストレッチは逆効果?

身体が硬い子が痛みを感じるまで無理に伸ばすストレッチを行うと、筋肉をさらに硬くして守ろうとする「防御収縮」という反応が起こる

身体が硬い子に必要なのは、力任せのストレッチではなく、脳と体をリラックスさせる新しいアプローチ

◉身体が硬い原因とストレッチの新常識

・長時間の同じ姿勢や水分不足、緊張で体内の水分が滞りことで身体は硬くなる
・身体が硬い子を救うには、この「流動性」を取り戻すためのストレッチが必要
・体には筋膜があり、頭の先から足の裏まで11本のラインで繋がっており、そのどこか一箇所でも流れが滞れば、ライン全体が引っ張られ、身体が硬くなる
・ストレッチの新常識は「局所のストレッチではなく、全身のライン(線路)を整える必要がある」ということ


◉身体が硬い子どものに対する新常識ストレッチ5選

・筋膜のラインに沿ってストレッチすると効果的

 ー頭ストレッチ

 ー背中ストレッチ

 ーお尻ストレッチ

 ー足首ストレッチ

 ーふともも裏ストレッチ


以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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