【小学生向け】ジャンプ力を上げる方法|今日からできる簡単トレーニング5選

時計2025.07.28
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「うちの子、どうしてあまり跳べないんだろう?」

「ジャンプ力があれば、もっとスポーツで活躍できるのに」


運動会のかけっこや体育の跳び箱、あるいはバスケットボールやサッカーなどのスポーツの中で、ジャンプ力の差を感じたことはありませんか?


ジャンプ力とは、身体の筋力の大きさと考えていませんか?


実は、ジャンプ力を決めるのは、筋力の強さだけではなく、「身体の使い方」が大きく関わるんです。


小学生の時期は、神経系の発達がピークになる時期であり、ジャンプ力を大きく上げる“ゴールデンタイム”。この時期に正しい体の使い方や習慣を身につけることで、将来の運動能力にも良い影響を与えます。


この記事では、小学生のジャンプ力を上げるために大切なことをお伝えし、最後には理学療法士が考案した小学生がジャンプ力を高めるための自宅でもできる簡単トレーニングを5つお伝えします。


運動が苦手な子でも取り組める内容なので、ぜひ親子で楽しみながらチャレンジしてみてください!

目次  


1. 小学生のジャンプ力を上げる方法とは?

2. 小学生のジャンプ力を上げるために大切なこと

3. 小学生のジャンプ力を上げる方法|トレーニング5選

4. まとめ


小学生のジャンプ力を上げる方法とは?


ジャンプ力とは、地面を強く蹴って上方向へ跳び上がるための身体能力のことを指します。

簡単に言うと、「どれだけ高く跳べるか」「どれだけ速く力を出せるか」を示す能力です。

ジャンプ力は、単純に筋力が強いだけではなく、次のような複数の身体機能の組み合わせで成り立っています。

① 下肢筋力

・地面を蹴る力=「推進力」の源。

・筋肉の量だけでなく、**力を一気に出す“瞬発力”**も重要です。

② 体幹の安定性

・体の中心(お腹・背中・骨盤まわり)を安定させることで、手足に無駄なく力を伝えられます。

・特にジャンプの着地時には、体幹がしっかりしていることがケガ予防にもつながります。

③ バランス感覚と協調性(コーディネーション能力)

・手足や体の動きを「うまく連動させる力」。

・効率よくジャンプするには、「力の出し方」「タイミング」「方向」を脳と体でコントロールする必要があります。

④ 柔軟性

・足首・股関節・膝などの柔軟性がないと、力をしっかり溜めて一気に出すことができません。

・ジャンプ前の「しゃがみ込み」や「地面を蹴る角度」にも影響します。


この中でも小学生のジャンプ力を上げるためには、③バランス感覚と協調性(コーディネーション能力)が特に重要になります。つまり、「正しい身体の使い方」を獲得することで、ジャンプ力はグングン高めることができます。


小学生のジャンプ力を上げるために大切なこと


ジャンプ力が高い小学生は、思い通りに身体を動かすことができます。その正しい身体の使い方を身につけるためには次の3つの力が重要になります。



この中でもジャンプ力を上げるために特に重要になるのが、「股関節(こかんせつ)」なんです。股関節とは、足の付け根にある関節で、前後左右、回旋など可動性が大きい関節です。


股関節を動かすイメージや感覚を感じることで、股関節回りにあるインナーマッスルが働きやすくなります。



この股関節を使いこなすことが、小学生のジャンプ力を上げるために大切なことなんです。


実際にお子さんが股関節を使いこなせているか次の方法でチェックしてみましょう!



後ろに転んでしまったり、下までしゃがめなかったり、手が離れてしまったりするお子さんは、股関節が正しく使えていません。

ぜひ、次に紹介する股関節を使いこなすことができるようになるトレーニング方法をやってみてください。


小学生のジャンプ力を上げる方法|簡単トレーニング5選

ここで紹介する体操は「10秒アクション」と呼ばれ、「予防医学に基づいて理学療法士が開発した健康的な身体づくりのためのトレーニングプログラム」になります。

子どもの身体のインナーマッスルを活性化するため、たった、10秒の動きで繰り返し行うことで、正しい身体の使い方が身についていきます。


他の体操とは違い、全身14カ所にある身体のスイッチを触りながら動かすことで、身体の感覚が整い、力が抜けた状態、つまり伸長反射が発動しやすい状態になります。そして、インナーマッスルが活性化することで、身体に軸「体軸」ができます


 


体軸」とは、筋肉や骨ではなく、身体の真ん中を通る身体の感覚になります。


体軸は、運動(スポーツ)・勉強・習い事の土台になるものです。これから怪我することなくスポーツを頑張りたい、勉強がもっとできるようになりたい!という小学生の子どもたちにこそまず身についてほしいのがこの「体軸」です。

この体操プログラムはTAIJIKU(たいじく)子どもの運動学習塾の教育プログラム内などで幅広く活用されています。


今回は、このトレーニングの中からジャンプ力を高めるトレーニングを5つ紹介します。

子どもだけでなく、親御さんも一緒に行うことで楽しく続けやすいのでぜひやってみてくださいね。

まず、子どもたちのジャンプ力を次の方法でチェックしてみましょう!





の点数表を参考に、何点だったか覚えておいてくださいね。5点が一番ジャンプ力が高いということです。

では、早速、小学生のジャンプ力を高めるトレーニング「10秒アクション」をやっていきましょう!親御さんが見本を見せて、お子さんに真似させるようにやってみましょう!

ウォーミングアップ






1.ヒップジャンプアクション





2.プルアップアクション







3.フォールダウン





4.ジャンプロケットアクション




5.スーパージャンプアクション




すべての体操ができたら、先ほどのチェック方法でもう一度身体の使い方をチェックしてみよう!




ジャンプ力も変化したかどうかチェックしてみよう!





どうでしょうか?股関節は使えるようになっていますか?ジャンプ力は体操前と比べて上がりましたか?


このように、身体の使い方はすぐにでも変えることができます。子どもたちが楽しみながら運動神経がいい身体の使い方になるように、親子で一緒にやってみてくださいね。


今回お伝えした10秒アクションは全てで100種類以上あり、その中の一部のみ紹介しました。これからの時代、小学生の子どもたちが、健康にすくすく成長できるために土台となる身体づくりが必須です!

今回の記事を読んで、子どもの身体づくりに興味を持たれた方は、子どもの身体づくりの専門家が実施する「体軸ファシリテーター養成講座」の受講をおすすめします。

オフラインでも受講でき、1日で体軸体操指導者の資格を取得することができます。子育てに役立つことができますし、地域で運動教室などを開催することもできるようになります。

  「体軸ファシリテーター養成講座」はこちら

まとめ  

◉小学生のジャンプ力を上げる方法とは?

・ジャンプ力とは、①下肢筋力、②体幹の安定性、③バランス感覚と協調性、④柔軟性の複合的な能力

・その中でも③バランス感覚と協調性(コーディネーション能力)、つまり、「正しい身体の使い方」を獲得することが重要


◉小学生のジャンプ力を上げるために大切なこと

・自分の身体を感じる力、動きをイメージできる力、筋肉を使いこなす力が重要

・その中でも、特に大切なことは股関節の使い方

・股関節が正しく使えるようになると、ジャンプ力は向上できる


◉小学生のジャンプ力を上げる方法|簡単トレーニング5選

・10秒アクションが効果的

 ーヒップジャンプアクション

 ープルアップアクション

 ーフォールダウン

 ージャンプロケットアクション

 ースーパージャンプアクション


以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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